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「需要」の抑制に目を向けないアメリカ
アメリカ政府、とりわけ共和党とトランプ大統領は、私が以前一緒に仕事をした違法薬物対策部門の政府高官の言葉を肝に銘じるべきかもしれない。「アメリカがこの50年間、麻薬戦争で供給を抑え込むべく実行してきた対策はどれ1つとして、末端価格に影響を及ぼしていない。需要がある限り、供給はなくならない」
しかし共和党とトランプは、フェンタニルへの需要を減らすための対策を、リベラル派の好む「WOKE(意識高い系)」のアプローチで「弱腰」だと思っている。外部の悪にかみつくことは、自身の内面の弱点を見つめるよりも簡単なのだ。

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