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「最後のISS」から帰還...大西卓哉さんに聞いた、宇宙でのリーダー論と「月挑戦」への情熱
大西卓哉宇宙飛行士(10月3日、JAXA東京事務所) 筆者撮影
<ISSで日本人3人目となる船長任務を全うし、地球に帰還した大西卓哉宇宙飛行士。宇宙で意識していたリーダー像や「おあずけ」となった船外活動についてなど、率直な心境を独自インタビューで聞いた>
ISS(国際宇宙ステーション)第72/73次長期滞在クルーとして146日間のミッションに臨んだJAXA宇宙飛行士の大西卓哉さんは、8月の地球帰還後、NASA(アメリカ航空宇宙局)での約1カ月半のリハビリを終えて一時帰国しました。
大西さんの宇宙滞在は2016年以来、9年ぶり2回目です。宇宙への再訪までの期間は、ISSの「きぼう」日本実験棟の運用管制チームをとりまとめるフライトディレクタを務めるなど、地上と宇宙をつなぐ役割で活躍しました。
今回の宇宙滞在では、後半の73次で日本人として3人目(※)となるISS船長も任され、ミッション達成に向けて安全やコミュニケーションに配慮しながらクルーを率いました。
※14年の若田光一宇宙飛行士、21年の星出彰彦宇宙飛行士に次ぐ
宇宙でのリーダー論や、宇宙でやりたいことの1つに挙げつつも残念ながら「おあずけ」となってしまったEVA(船外活動)について、独自インタビューで大西さんの率直な心境を聞くことができました。3日に行われた帰国会見の内容も交えて、等身大の大西さんを紹介します。
──大西さんはどんなタイプの船長だったのですか。事前に「こういう船長であろう」と考えて、それを実行されたのでしょうか。
大西 自分は「先頭に立ってチームを引っ張っていくようなタイプ」ではないと思っていたので、「縁の下の力持ちタイプ」の船長になろうとしていましたし、実際にそうだったと思います。
──記者会見では、大西さんからロシアのセルゲイ・リュジコフさんにISS船長が引き継がれた後、大西さんたちCrew-10がISSから離脱するまでの「グレーな期間」について役割分担をどうしたかについて説明されていました。
ISS指揮権は交替しても、新たにISSにやってきた油井亀美也さんたちCrew-11を含むアメリカ側については、引き続き大西さんが責任を持って取りまとめると意思表明したそうですね。Crew-10とCrew-11が混在するイレギュラーな状況下、ビシッと対応を決めてリーダーシップを発揮されたのだなと感じました。
大西 誰がどういう状況で指揮権を持つかをクリアにすることが重要なので、あのケースではそれが一番シンプルで分かりやすいパターンだったと思います。そこに関しては、決断に全然迷いはなかったですね。
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