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成功率98%、運んだ人工衛星の数々...7つのキーワードで知る「H2Aロケット」の歴史と、日本の宇宙開発事業への貢献
JAXAは1日、「いぶきGW」から受信したテレメトリにより、予定していた太陽電池パドル展開やミッション機器の展開や初期ランアップが完了し、軌道上で衛星を安定して維持できる状態になったことを確認した。今後は約3カ月間で初期機能を確認し、約1年後にユーザーへのデータ提供を開始する予定だ。
7.H2AからH3へ 変化する地上設備
H2Aロケットの後継機であるH3ロケットは、23年3月の試験機1号機打ち上げ失敗を乗り越えて、試験機2号機から5号機まで4機連続で成功している。
H3ロケットは部品に宇宙専用ではない自動車部品などを活用したり、これまでの受注生産からライン生産に近づけたりすることで打ち上げ費用の低減を目指している。一方、H2AからH3に移行することで、機体製造だけでなく種子島宇宙センターの地上設備にも変化が生じるという。
現在、ロケットの射点(発射場)から約500メートル離れた場所には「ブロックハウス(大型ロケット発射管制棟)」がある。大型ロケット組立棟に隣接した厚さ1.2メートルのコンクリートに覆われた八角形の建物で、ロケットの打ち上げ時には燃料充填作業などの最後の準備作業をするために、100人以上の関係者が10数時間前から地下12メートルのところにある管制室にカンヅメになる。打ち上げが完了して安全確認されるまで外に出られないため、体調不良に備えて医師も付き添っているという。
JAXAの藤田猛氏は「過酷と言えば過酷な環境だが、ロケットを生業にしている者には当たり前の世界だった。使うのは今回最後だ」と説明する。
H3では射点から約3キロ離れた丘の上にある竹崎発射管制棟(LCC)からリモートで指示する。閉鎖環境に置かれないので作業員の負担は軽減される。加えて、発射管制を行う人員は30人ほどとなり、効率化される。
「日本の液体燃料ロケットは、H1の9機(打ち上げ)が最大でH2Aが50機まで続いたことは大きな金字塔だ。H3ではH2Aで行った『基幹ロケットの高度化』の3本柱(静止衛星打ち上げ対応能力の向上、衛星搭載環境の緩和、地上レーダ不要化に向けた航法センサ開発)を踏襲しつつ、年7機の打ち上げ、20年の運用で(H2A超えの)100機以上を目指してほしい」(藤田氏)
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