最新記事
有人戦闘機

マスクが「時代遅れ」と呼んだ有人戦闘機F-35は、イスラエルの改造で中東情勢をも塗り替えるゲームチェンジャーに

The F-35, Mocked by Elon Musk, Finally Shows What It Can Do

2025年6月18日(水)18時29分
ヘスス・メサ
有人戦闘機F-35

「ドローンの時代に時代遅れ」とイーロン・マスクが批判した最先端の有人戦闘機F-35が実は最強だった  Airborne Titans/YouTube

<米製第5世代戦闘機F-35を保有する同盟国の中で、イスラエルだけが改造を許され「F-35Iアディール」という最強兵器に仕立て上げ、それがイラン空爆で想像以上の効果を上げた。イーロン・マスクが推す無人機を凌駕するその能力とは>

昨年11月の大統領選挙直後、イーロン・マスクは最先端の第五世代戦闘機F-35を真っ向から批判した。1機1億ドルのこの多用途ステルス戦闘機を「時代遅れ」の「何でも屋、多芸は無芸」と呼び、未来は有人ジェット機ではなくドローンのものだと主張した。

【動画】イスラエルが改造したF-35Iの「地球制覇」能力

「有人戦闘機はドローン時代には時代遅れで、パイロットの命を危険にさらすだけだ」と、マスクはXに投稿した。だが2025年6月、まさにその「時代遅れ」有人ジェット機がマスクの誤りを実戦で証明してみせた。

F-35Iアディール戦闘機(イスラエル仕様のアメリカ製ステルス機)は、イランの堅牢な防空システム、ミサイル基地、核関連施設に対して数十回の長距離攻撃を実行。イスラエル政府関係者によれば、同機はイラン領土の奥深くまで飛行し、ほとんど抵抗に遭わず、一度も被弾することなく帰還したという。

F-35はイランの重要な防空設備をことごとく無力化し、イスラエル空軍はイラン空域の大部分について制空権を獲得したという。無人機はまだ、ここまでの偉業を達成したことはない。

食と健康
「60代でも働き盛り」 社員の健康に資する常備型社食サービス、利用拡大を支えるのは「シニア世代の活躍」
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

イエメンのフーシ派政権首相ら死亡、イスラエルの首都

ワールド

アングル:米農産物の購入増やす東南アジア諸国、世界

ワールド

アングル:中国「不正受験ビジネス」が活況、米ではロ

ワールド

アングル:カジノ産業に賭けるスリランカ、統合型リゾ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:健康長寿の筋トレ入門
特集:健康長寿の筋トレ入門
2025年9月 2日号(8/26発売)

「何歳から始めても遅すぎることはない」――長寿時代の今こそ筋力の大切さを見直す時

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動ける体」をつくる、エキセントリック運動【note限定公開記事】
  • 2
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が下がった「意外な理由」
  • 3
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体」をつくる4つの食事ポイント
  • 4
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害…
  • 5
    「人類初のパンデミック」の謎がついに解明...1500年…
  • 6
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ…
  • 7
    首を制する者が、筋トレを制す...見た目もパフォーマ…
  • 8
    「体を動かすと頭が冴える」は気のせいじゃなかった⋯…
  • 9
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 10
    豊かさに溺れ、非生産的で野心のない国へ...「世界が…
  • 1
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ女性が目にした光景が「酷すぎる」とSNS震撼、大論争に
  • 2
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット民が「塩素かぶれ」じゃないと見抜いたワケ
  • 3
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が下がった「意外な理由」
  • 4
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動…
  • 5
    皮膚の内側に虫がいるの? 投稿された「奇妙な斑点」…
  • 6
    飛行機内で隣の客が「最悪」のマナー違反、「体を密…
  • 7
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ…
  • 8
    なぜ筋トレは「自重トレーニング」一択なのか?...筋…
  • 9
    豊かさに溺れ、非生産的で野心のない国へ...「世界が…
  • 10
    脳をハイジャックする「10の超加工食品」とは?...罪…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果…
  • 7
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 8
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 9
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 10
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中