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原油先物は4日続落、米金利上昇懸念で

2024年05月23日(木)10時15分

23日の原油先物価格は4営業日続落している。インフレ率が上昇すれば米国の金利が再び引き上げられ、石油需要に打撃となりかねないとの懸念が意識された。写真は、カザフスタンの石油掘削現場。2023年11月14日に撮影。(2024年 ロイター/Turar Kazangapov)

Arathy Somasekhar

[23日 ロイター] - 23日の原油先物価格は4営業日続落している。インフレ率が上昇すれば米国の金利が再び引き上げられ、石油需要に打撃となりかねないとの懸念が意識された。

0004GMT(日本時間午前9時04分)時点で、北海ブレント先物は0.27ドル(0.3%)安の1バレル=81.63ドル。米WTI先物は0.35ドル(0.5%)安の77.14ドル。

両指標とも22日に1%以上下落した。

米連邦準備理事会(FRB)が公表した4月30日─5月1日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨は「参加者はインフレ率が中期的に2%に回帰すると引き続き予想している」としつつ「ディスインフレには以前考えられていたよりも時間がかかりそうだ」とした。

FRBは政策金利を当面「据え置く」との姿勢を示しているが、FOMCでは金利引き上げの可能性についての議論があったことも議事要旨で示された。

また、米エネルギー情報局(EIA)の統計で先週の米原油在庫が180万バレル増加したことも相場を圧迫。予想は250万バレル減だった。

ロイター
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