コラム

マインド・アップロードは可能?──MITを巻き込み世界的権威が真っ二つ

2018年04月23日(月)20時04分

MITは契約解消の発表文の中で、マインド・アップロード研究の現状を次のようにまとめている。

神経科学は、記憶と心に関するあらゆる種類の生体分子すべてを保存するのに十分有効な脳の保存方法があるかどうかを把握できる段階にまで進歩していません。個人の意識を再現できるかどうかも不明です。

「意識を人工知能で再現できた」などという報道を目にすることがあるが、結局、まだ何も分かっていないというのが現状なのだと思う。

僕が25年前に取材した脳は、その後どうなったんだろう。保存液がないと意識がよみがえらないという話も出てきているというのに、これからも工場の敷地内のドラム缶の中で冷凍保存され続けるのだろうか。

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プロフィール

湯川鶴章

AI新聞編集長。米カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校経済学部卒業。サンフランシスコの地元紙記者を経て、時事通信社米国法人に入社。シリコンバレーの黎明期から米国のハイテク産業を中心に取材を続ける。通算20年間の米国生活を終え2000年5月に帰国。時事通信編集委員を経て2010年独立。2017年12月から現職。主な著書に『人工知能、ロボット、人の心。』(2015年)、『次世代マーケティングプラットフォーム』(2007年)、『ネットは新聞を殺すのか』(2003年)などがある。趣味はヨガと瞑想。妻が美人なのが自慢。

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