訂正-トランプ氏のガザ和平案、8カ月でハマス武装解除・地下トンネル破壊
ガザ地区ハンユニスの病院地下トンネルに座るイスラエル軍兵士、2025年6月8日撮影 REUTERS/Ronen Zvulun
(原文の訂正により第2段階の「16─60日目」を「16─40日目」に修正します)
Nidal al-Mughrabi
[カイロ 27日 ロイター] - トランプ米大統領が設置した「平和評議会」が、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスに対し、段階的な武装解除と広大な地下トンネル網の破壊を求める計画を提示したことが27日、明らかになった。
アルジャジーラが報じた計画書をロイターが入手した。
計画では8カ月の工程表が示されている。まず米国が支援するパレスチナ人専門家委員会がガザの治安権限を掌握し、最終的に「ガザに武器がないこと」が確認された段階でイスラエル軍が完全撤退するという内容だ。昨年10月の停戦を恒久化させたいトランプ政権にとって、ハマスの武装解除は最大の懸案となっている。
武装解除は「ガザ行政国家委員会(NCAG)」と呼ばれる専門家組織の監督下で行われる。文書には「ガザは1つの当局、1つの法律、1つの武器の原則の下で統治される」と明記され、NCAGの許可を得た個人以外は武器の所持が禁じられ、全ての武装勢力は軍事活動を停止することになる。
非武装化が確認された地域から順に復興を認める方針だが、ハマス側は公には武装解除を拒否している。ただ、関係筋によれば、ハマス内部では、パレスチナ国家樹立に向けた政治的道筋があれば武装解除に応じる余地があるとの声も出ているが、今回の12項目の計画書に「国家樹立」への言及はないという。
イスラム聖戦を含むパレスチナの3勢力は、この計画がイスラエル軍の撤退や復興よりも武装解除を優先させているとして反発を強めている。
提示された8カ月の工程表は以下の5段階で構成されている。
第1段階(15日間): NCAGがガザの治安・行政権限を掌握。武器回収の準備開始。
第2段階(16─40日目=訂正): イスラエルが管理地域から戦車などの重兵器を撤去し、国際治安部隊を配備。
第3段階(30─90日目): ハマスが全ての重兵器と軍装備品を引き渡し、地下トンネルや軍事インフラの破壊を容認。
第4段階(91─250日目): NCAGの警察組織が残る銃器を回収・登録。イスラエル軍が段階的に撤退を開始。
第5段階(非武装化の最終検証):イスラエル軍が完全撤退(境界線周辺を除く)。包括的な復興作業を開始。





