「日本人は自分の死にまで準備万端か」 日本語発shukatsu、seizensoに海外の注目集まる
「年を取ったと感じてから派」である僕も、そろそろ終活を始めようか。遺言書の作成なども必要だが、まずは考え抜いた仮の墓碑銘をここで披露したい。至って普通の「またどこかで会おう」。でもその下に、あえて細かい字でこう書く。「あの......こちらの文字まで読める方はこの墓に近すぎ。どうか、僕の上を踏まないでね!」
あるいは、墓を建てずに「生前葬」だけを行うことも魅力的だと思っている。日本発祥の「seizensō」も最近、海外のメディアに登場するようになり、人々の関心が高まっている。どうせ死別のために人が集まるなら、主人公が旅立つ前に一緒にその行事を体験したほうが、悔やみの言葉を一方的にもらうことなく、少なくとも笑顔を返すことができる。
「あの世に持って行ける唯一のものは、それまで人にあげてきたもの」。そうだとすれば、人さまに何かをあげる最後の最後のチャンス。逃さないようにしよう。
トニー・ラズロ
TONY LÁSZLÓ
1960年、米ニュージャージー州生まれ。1985年から日本を拠点にジャーナリスト、講師として活動。コミックエッセー『ダーリンは外国人』(小栗左多里&トニー・ラズロ)の主人公。
アマゾンに飛びます
2026年1月27号(1月20日発売)は「『外国人問題』徹底研究」特集。「外国人問題」は事実か錯覚か。移民/不動産/留学生/観光客/参政権/社会保障/治安――7つの争点を国際比較で大激論
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら






