「水爆弾」の恐怖...規模は「三峡ダムの3倍」、中国「巨大ダム計画」が国境紛争の「武器」に
Mega-Dam Power Move
チベットを上流とする河川は下流諸国の主要河川。今年7月の大雨でネパールと中国を流れるボテコシ川が氾濫。両国を結ぶ橋が流されて十数人が行方不明に SUNIL PRADHANーANADOLU/GETTY IMAGES
<ゲートひとつで干ばつも洪水も起こり得る――中国のメトク・ダム建設は、情報公開と協議が不十分なまま進み、下流のインドとバングラデシュに「水爆弾」への懸念を強めている>
<この記事の前半はこちら:中国が進める「巨大ダム計画」の矛盾...グリーンでも安全でもない「世紀のプロジェクト」>
国境紛争の「武器」に
今年1月に国連人権理事会に提出された書簡で、アメリカを拠点とする支援団体「チベットのための国際運動(ICT)」は、建設地から半径50キロ圏内で推定2万4000人以上が強制移住になり、チベット人コミュニティーの権利と伝統が無視されていると主張した(ただし、数字の算出根拠は明らかでない)。
昨年2月には東チベットで崗托(カムトク)ダムの建設をめぐり大規模な抗議活動が起こり、政府が弾圧した。英BBCによると、ダムの貯水池に複数の村と僧院が水没し、推定4287人が移住を余儀なくされる見込みだ。
中国メディアはメトク・ダムが「地元住民の生活向上に寄与する」と報じているが、ダム周辺に集落はほとんど存在しないと、テンパ・ギャルツェン・ザムラは言う。
また、発電された電力は中国の都市にも供給され、恩恵を受けるのはチベット人ではなく都市部のエリート層になる。
「メトク・ダムは気候対策の必要性というより、政治的・象徴的なプロジェクトと考えられている」とハビヒゾビガラは語る。「技術力の誇示であり、習が推進する『世界をリードするインフラ国家』を体現している」
ただし、下流の国々、特にインドとバングラデシュでは深刻な懸念が広がっている。
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