「日本人ファースト」「オーガニック右翼」というイメージは誤解? 参政党を支える「意外な支持層」とは
THE SANSEITO SURGE
「私に刺さったのは、彼らが異口同音に自分の子や孫たちにもう少しマシな日本を残したいといった素朴な思いが強いことね。私には、この国を凋落させたのは自分の世代の責任じゃないかという反省もあるんですよ。その私から見て、インテリだったらためらうような祖国への愛を、彼らはてらわずに言葉にする。こんな人たちがいたんだと。神谷宗幣は、そんな党員を鼓舞するのがうまい」
ただ、熱量の高い党員が集まれば、政策のアプローチをめぐって対立が生じる。2年前にはオーガニックや反ワクチンを主唱する幹部が相次いで党を離れている。そのことに触れて堀は「参政党はオーガニック右翼というイメージが根強いけど、もう過去のことだと思います」と言った。
「マーケティング的にそうした人を幹部として党に入れて、大胆に切ったんでしょうね。神谷さんがそれを意識的にやっているのだとしたら、大した奴だよ」
これが神谷の政治家としての胆力のように堀は語ったが、どういうことなのか。
※本記事は4本構成の第2弾です。第1弾は以下よりご覧ください。第4弾は11月15日に公開します。
第1弾:「嘘つき」「極右」 嫌われる参政党が、それでも熱狂を生む理由...神谷代表が語った「分断」とは?
第3弾:自民党を去りドン底も経験...参政党の神谷が今、政治を動かす「巨人」にまで成り上がった変貌劇
第4弾:反ワクチンのカリスマを追放し、豊田真由子を抜擢...参政党拡大のため神谷が行った「大博打」(11月15日午前8時に公開します)。
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