シンガポール、AI導入・防衛力強化へ ウォン首相予算演説
写真はシンガポールのローレンス・ウォン首相兼財務相。2025年5月、イスタナで代表撮影。REUTERS
Xinghui Kok Jun Yuan Yong
[シンガポール 12日 ロイター] - シンガポールのローレンス・ウォン首相兼財務相は12日の予算演説で、向こう数年間について「不確実性に満ちた」と表現し、人工知能(AI)の導入と防衛能力の強化に演説の大半を費やした。
「2026年最初の1カ月だけで起きた出来事は、既に並外れた規模と影響力を持つものだった。これらは世界的な地政学的緊張を高めている」と指摘。「今後数年は、地政学的緊張からサイバー脅威、気候リスクに至るまで、不確実性に満ちたものとなる」とした。
AIの活用について「限られた天然資源、急速な高齢化、逼迫した労働市場という構造的制約の克服にAIは役立つ」とし、米国が国際秩序における自らの役割を再評価する中、「変化した世界」で成功するための要素だと語った。
ウォン氏は、世界情勢が緊迫化している現状を挙げ、シンガポールは自国の防衛と生存に責任を負うと強調。無人システムを含むドローンを研究すると述べた。
経済成長率については、今年に入ってからも一定の好調な勢いは続いているものの、全体的な見通しは一段と緩やかになっていると指摘。政府の目標として今後10年は2─3%のレンジの上限近くを目指すと述べた。





