「靴を脱いでください」と言われ続けて100億足...アメリカ空港の「無意味な儀式」がついに撤廃へ
No More No Shoe Rule
アメリカには人前で靴を脱ぐことを嫌がる人が多い MONKEY BUSINESS IMAGES/SHUTTERSTOCK
<「空港での靴脱ぎ」が、20年以上の時を経てついに廃止された。ただし、アメリカに「降り立つ」人々には、別の形で重い負担がのしかかろうとしている>
アメリカ航空当局は9.11同時多発テロ以降、多くのセキュリティー対策を導入してきた。行きすぎだと批判を浴びてきたものもあり、空港の保安検査場で靴を脱がされるのもその1つだった。
アメリカの空港では2006年に、手荷物検査の際に靴も脱ぐというルールが導入された。01年に国際テロ組織アルカイダの構成員を自称する男が旅客機内で靴に隠した爆発物を爆発させようとした事件がきっかけだった。
それから19年間に、アメリカの空港の保安検査場では延べ100億人が靴を脱がされた。1人当たりの所要時間を1分と仮定すると、靴の脱ぎ履きのために2万年近い時間が費やされたことになる。
靴脱ぎ検査が類似の事件の防止に役立ったかどうかについて、米国土安全保障省は明らかにしていない。液体の持ち込み規制などとは異なり、形状を問わず全ての靴を対象とした靴脱ぎ検査は他の国では導入されていないが、それでも問題は起きていない。
空港の保安検査の中で最も嫌われているのが靴脱ぎ検査だという調査結果もある。多くのアメリカ人は、人前で靴を脱ぐことに強い抵抗感を覚える。たとえ親しい友人の家であっても、あまりやりたくない行為なのだ。
そうしたことから、靴脱ぎ検査などの保安検査のおかげで救われた命よりも、失われた命のほうが多いかもしれないと言う人もいる。靴脱ぎ検査を嫌って車移動(事故率は空の旅より高い)を選ぶ人もいるから、というわけだ。
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