<両軍部隊の衝突で国境検問所を閉鎖、国内で追い詰められたタイ首相の窮余の一策?>

国境をめぐる対立が深まるなか、6月23日にタイ政府はカンボジア国境における警備強化を発表した。

陸路の検問を厳格化し、観光客の出国を禁止して、当面は学生や治療が必要な患者、必需品を購入する人と車両しか通過を認めない。続いてタイ軍は、国境沿いの8県のうち7県でほとんどの国境検問所を閉鎖したと発表した。

緊張が高まったきっかけは、5月28日に未画定の国境地帯で両国軍の部隊が衝突し、カンボジア兵1人が死亡したことだ。非難と報復の応酬が続き、両国関係は過去10年で最も険悪になっている。

タイのペートンタン・シナワット首相は、国際犯罪対策のためにも国境警備の強化が必要だと主張。今年4月に国連の報告書で、カンボジアが国際的な特殊詐欺の主要な拠点になっていると指摘されたことを挙げた。

タイは2月初めに中国の圧力を受けて、国境を接するミャンマーのカイン(カレン)州で特殊詐欺グループの拠点がある地域への電力とインターネットの供給を遮断した。

カンボジアの国境の町ポイペトで行われた摘発でも地元警察に協力し、タイ人を含む外国人215人を救出した。もっとも、その後は強硬な措置は取っていなかった。

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