ダライ・ラマ14世が「後継者」を語る日がついに...中国やチベットはどう出る? 転生制度の未来は?
傀儡ダライ・ラマを立てたがる中国
こうした弾圧に飽き足らず、中国はチベット人の精神的支柱でもあるダライ・ラマ制度にも介入しようとしている。
ダライ・ラマの死後に転生者の捜索が行われ、さまざまな儀式をクリアした者を転生者とみなして次のダライ・ラマとするのが転生制度だが、中国政府は次のダライ・ラマに都合のいい傀儡を据え、都合のよいようにチベットを統治したいのだ。
ダライ・ラマ14世もそれを理解しているため、自身の後継となる転生者について、次の転生者が「中国支配下にない自由な国で生まれるだろう」といった発言を繰り返している。
今年3月にダライ・ラマ14世が出版した著書『Voice for the Voiceless』(未邦訳)の中でも、自身の後継者は中国国外で生まれ、自身の死後もチベット民族の自由を求める運動は続くと述べている。
3月11日の中国外交部定例記者会見で、ダライ・ラマの著書について問われた毛寧(マオ・ニン)報道官は、「ダライ・ラマ14世は宗教を装って反中国の分離主義活動を行っている政治亡命者であり、チベット人を代表する権利はない」と批判、「ダライ・ラマ活仏の系譜は中国のチベットで形成され発展した。その宗教的地位と称号も中央政府によって決定される」と主張した。
その時が訪れた際には、中国政府による宗教管理について定めた「宗教事務条例」(2004年制定)や、転生制度への政府への介入を正当化した「蔵伝仏教活仏転生管理弁法」(2007年制定)などを持ち出し、 中国政府が次のダライ・ラマを決めることを正当化するだろう。
実際、日本のテレビ局が3月、全国人民代表大会にやってきたチベット自治区の代表団に「チベット自治区政府はダライ・ラマ14世の後継を選ぶ作業をもう始めているか」と尋ねると、代表団メンバーは「中央政府が決めることだ」とだけ答えた。そして「取材するな」と言って、逃げるようにその場を去ったという。
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