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ウクライナ戦争

ゼレンスキー暗殺計画が(また)発覚、旧ソ連が雇ったポーランド人にロシアが指示

Zelensky Assassination Plot Foiled: What to Know

2025年6月24日(火)20時29分
シェーン・クラウチャー

ロシア軍は同日さらにウクライナ南部オデーサ州にある高校を弾道ミサイルで攻撃し、これによって高校の職員2人が死亡した。ゼレンスキーは、夏休み中だったため当時校内に子どもたちはいなかったとしつつ、この攻撃を「狂気の沙汰」だと非難した。

その1週間近く前には、ロシア軍によるキーウへの攻撃で28人が死亡した。うち23人は、ミサイルの直撃を受けて崩壊した集合住宅の中にいた人々だった。

ロシア軍は約1000キロに及ぶ前線での夏季攻勢の一環として、ウクライナのさらに奥深くに侵攻しようとしているが、米シンクタンクの戦争研究所(ISW)はこれについて目立った進展は見られないと分析している。

ISWは22日夜、「ウクライナがドローンを活用した防衛態勢を敷く一方で、ロシアは訓練不足の歩兵部隊に進軍を頼っている」と述べた。

ゼレンスキーは、ロシア軍がキーウへの攻撃において北朝鮮製のミサイルを使用したことを示唆する予備データがあると指摘。ロシア、北朝鮮と(ロシアにドローンを提供してきた)イランを「殺人者の連合」と呼んだ。

ドナルド・トランプ米大統領はロシアとウクライナの和平を仲介しようと試みていたが、現在のトランプの関心はイラン・イスラエル紛争の停戦仲介に移っている。


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