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ウクライナ戦争

ゼレンスキー暗殺計画が(また)発覚、旧ソ連が雇ったポーランド人にロシアが指示

Zelensky Assassination Plot Foiled: What to Know

2025年6月24日(火)20時29分
シェーン・クラウチャー
ゼレンスキー

公開でトランプに罵られても暗殺されかけても諦めないゼレンスキー(6月23日、英首相官邸へ) Photo by WIktor Szymanowicz/NurPhoto

<停戦協議にまともに向き合おうとしない一方で、ロシアは執拗にウクライナでの占領地拡大へ向けた攻撃を続け、ゼレンスキー暗殺の機会を狙っている>

何十年も前に旧ソ連に雇われたポーランド人がウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領を暗殺しようとしていた――ウクライナ保安庁(SBU)のトップがこう明かした。

ウクライナ政府の主要な保安機関であるSBUのバシーリー・マリューク長官は、ウクライナメディアとの非公開のブリーフィングの中で、この暗殺計画の詳細を語った。

マリュークによれば、現在は年金生活者のこのポーランド人はロシアの命令を受けて活動を再開し、ポーランドのジェシュフ・ヤションカ空港でゼレンスキーを暗殺する計画を立てていた。ウクライナのメディアTSNは、暗殺にはFPVドローンまたは狙撃銃が使われる予定だったと報じた。

ウクライナの通信社RBCは問題の暗殺未遂犯について、長年にわたってソビエトのイデオロギーを強く信奉してきた人物だと報じている。暗殺計画はSBUとポーランド内務省保安局(ABW)の連携により阻止された。

本誌はこの件についてロシア政府の広報機関およびABWにコメントを求めたが、これまでのところ返答はない。

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