最新記事
中東

イラン人がSNSに投稿する「最後の光景」に議論白熱...「これは記憶で、希望で、静かな抵抗」

Videos of Iranians Sharing 'Final Glimpse' of Homes Flood Social Media

2025年6月23日(月)17時07分
マーニー・ローズ・マクフォール

本誌の取材にメールで応じたアカウント保有者のモビナ氏は、「イラン人として、外部からしばしば誤解されていることをはっきりさせる必要があると感じている。イランの人々は、望んでもいなかった戦争に巻き込まれている」と述べた。

モビナ氏はさらに「私も、そして大多数のイラン人もこの政権を支持していない」と語っている。オランダに拠点を置く世論調査機関GAMAANが2023年に実施した調査では、イラン国民のうち政権を支持している人は15%にとどまっている。

モビナ氏はまた、こうした写真の共有は「イラン人のアイデンティティに深く根ざしたものを反映している」とも話している。

「イランの人々はいつの時代も、美しく生きようとし、喜びを見つけ、人間らしさを保とうとしてきた。家の中に温もりや美しさ、生命を宿そうとする願いは、私たちの文化であり、私たち自身の一部だ」

「テヘラン、イスファハン、シーラーズのような都市に暮らす多くのイラン人にとって、自宅は自分自身を映し出すものだ。並べられた本、祖父母から受け継いだ絨毯、バルコニーの花々、壁に飾られたアート──そのすべてが」

「多くの人が、それらの"最後の写真"を撮り、投稿した。自分の家が破壊されないことを願い、いつか戻れる日が来ることを信じて。これらの写真は、記憶であり、希望であり、静かな抵抗だ」

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

イランから武器供給の要請ない=ロシア大統領府

ビジネス

ECB、イラン紛争の早期終結を過度に楽観すべきでな

ビジネス

UAE中銀総裁、金融セクターは強固と強調 不安払拭

ビジネス

英建設業PMI、14カ月連続の50割れ 金融危機以
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで続くのか
  • 2
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られる」衝撃映像にネット騒然
  • 3
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 4
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 5
    「外国人が増え、犯罪は減った」という現実もあるの…
  • 6
    「イランはどこ?」2000人のアメリカ人が指差した場…
  • 7
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 8
    核合意寸前、米国がイラン攻撃に踏み切った理由
  • 9
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 10
    「え、履いてない?」モルディブ行きの飛行機で撮影…
  • 1
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 2
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 3
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズった理由
  • 4
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 5
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 6
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの…
  • 7
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 8
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 9
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 10
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中