イラン人がSNSに投稿する「最後の光景」に議論白熱...「これは記憶で、希望で、静かな抵抗」
Videos of Iranians Sharing 'Final Glimpse' of Homes Flood Social Media
本誌の取材にメールで応じたアカウント保有者のモビナ氏は、「イラン人として、外部からしばしば誤解されていることをはっきりさせる必要があると感じている。イランの人々は、望んでもいなかった戦争に巻き込まれている」と述べた。
モビナ氏はさらに「私も、そして大多数のイラン人もこの政権を支持していない」と語っている。オランダに拠点を置く世論調査機関GAMAANが2023年に実施した調査では、イラン国民のうち政権を支持している人は15%にとどまっている。
モビナ氏はまた、こうした写真の共有は「イラン人のアイデンティティに深く根ざしたものを反映している」とも話している。
「イランの人々はいつの時代も、美しく生きようとし、喜びを見つけ、人間らしさを保とうとしてきた。家の中に温もりや美しさ、生命を宿そうとする願いは、私たちの文化であり、私たち自身の一部だ」
「テヘラン、イスファハン、シーラーズのような都市に暮らす多くのイラン人にとって、自宅は自分自身を映し出すものだ。並べられた本、祖父母から受け継いだ絨毯、バルコニーの花々、壁に飾られたアート──そのすべてが」
「多くの人が、それらの"最後の写真"を撮り、投稿した。自分の家が破壊されないことを願い、いつか戻れる日が来ることを信じて。これらの写真は、記憶であり、希望であり、静かな抵抗だ」