地域の実情に応じた脱炭素をアジアに...日本が提唱する「トリプルブレークスルー」とは何か
コネクティビティの強化とイノベーションの方向付け
脱炭素に向けたローカルな取り組みを束ね、具体的な成果につなげる上で、関根は「コネクティビティの強化がカギになる」と指摘する。その具体例が送配電網の整備だ。
再生可能エネルギーには、地域ごとに特性がある。例えば、太陽光発電に適した土地、地熱資源が豊富な地域、風力発電に適した地形など、要素は偏在している。しかし、国ごとに電力供給が分断されてしまうと、効率的な活用が難しくなる。
「地域内で得意なエネルギーを活かし、電力を相互に供給する仕組みが必要です。特に東南アジアでは島しょ部が多く、大陸部でも送配電網のカバー範囲が限られているため、地域間の電力系統の連結が課題になっています。電気を作る・運ぶ・使うという3点を効率的に進めるには、送配電網の整備を軸としたコネクティビティの強化が不可欠です」
もう1つ、関根がローカルアクションを基盤とした脱炭素推進のカギとして挙げるのが「イノベーションの方向付け」である。地域ごとに、脱炭素やカーボンニュートラルへのアプローチは異なる。AZECは、各地域の実情に応じてトランジションを進めるためのコミュニティを形成する枠組みだ。その際、注目すべきテーマを明確にし、政策誘導によって市場を創出することが重要になる。
「各国が単独で取り組むよりも、共通のテーマを設定し、政策誘導を通じて市場を育てることが大切です。方向性を合わせて、それぞれができることを積み上げていけば、マーケットは自然と拡大していきます。イノベーションを推進するには、パートナー国の主権を尊重しつつ、協調して方向性を揃えることが重要です」
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