ステランティス、上期23億ユーロの赤字に 下期は関税影響拡大見込む
欧州の自動車メーカー、ステランティスは21日、リストラ費用や米国の関税の初期の影響で23億ユーロ(27億ドル)の赤字になるとの見通しを示した。ミラノで2024年4月撮影(2025年 ロイター/Daniele Mascolo)
Giulio Piovaccari Valentina Za
[ミラノ 21日 ロイター] - 欧州の自動車メーカー、ステランティスは21日、リストラ費用や米国の関税の初期の影響で2025年上期(1─6月)は23億ユーロ(27億ドル)の赤字になるとの見通しを示した。また、下期は関税の影響が拡大すると予想した。
24年上期は56億ユーロの純利益だった。
フィアット、プジョー、クライスラー、ジープなどを展開する同社は、トランプ関税の影響について、出荷の減少や減産で現段階で3億ユーロの損失が出たと推定した。
ダグ・オスターマン最高財務責任者(CFO)は3億ユーロという数字について、関税が上期途中に発動されたため、下期に関する予想を示すものではないと指摘。「状況が変わらない限り、下期にははるかに大きな影響が見られるだろう。現在の見通しを踏まえると、この数字は下期におそらく2倍かそれ以上になると見込む」とし、年間で10億─15億ユーロの影響を予想していると述べた。
第2四半期の出荷台数は前年比6%減の140万台と予想。北米の出荷台数(ディーラー向け、小売、フリート顧客への納車)は25%減少した。
昨年、米国で販売した120万台の40%以上が輸入で、大半がメキシコとカナダからだった。今年4月、同社は関税に対応して輸入車を減らし、「収益性への影響を減らすために生産と雇用」を調整すると発表していた。
21日発表した上半期暫定決算によると、最近中止を決定した水素推進開発計画を含む計画中止費用と、ハイブリッド車需要に向けた製造プラットフォームの変更により、税引き前で33億ユーロの純費用を計上した。
売上高は743億ユーロ。前年同期の850億ユーロを下回ったものの、昨年後半の718億ユーロから改善した。
JPモルガンは「上半期は、収益性改善策の初期段階が反映された。年後半には新製品がより大きな利益をもたらすと予想される」と述べた。
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