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ウクライナ戦争

ド派手な激突シーンが話題に...ロシアの偵察ドローンを「撃墜」し、ウクライナに貢献した「まさかの生物」とは?

Ukraine Video Shows Night Owl Take Out Russian Drone

2025年1月14日(火)20時35分
マヤ・メーララ
偵察用ドローン

(写真はイメージです) Melnikov Dmitriy-Shutterstock

<ドネツク州で偵察任務中だったとされるロシア軍の偵察ドローンに向かって飛んできたのは──>

ウクライナ・ドネツク州でフクロウがロシアのドローンを撃墜したとされる動画が、ソーシャルメディアで話題となっている。X(旧ツイッター)で公開されたこの動画は、フクロウが無人機に向かって飛んでくる様子とされているが、本誌はこの出来事について独自に検証することはできなかった。

【動画】正面から激突...飛んできたフクロウがロシアの偵察ドローンを「撃墜」する衝撃の瞬間

ウクライナの報道機関「Censor.net」やソーシャルメディアの一部投稿には、このフクロウが「ウクライナのバイオラボ(生物学研究所)」からやってきたものだと書かれている。ロシアは開戦当初、米国がウクライナでバイオラボを運営し、生物兵器を開発しているという陰謀論を流布していた。

バイオラボに関する主張は、イゴール・コナシェンコフ少将が言い出し、ロシアのメディアが広めたものだ。ロシア国防省もその後、ウクライナと米国が生物兵器を共同開発していた証拠を入手したと発表した。

ウクライナはこの主張を否定している。ウクライナ保安庁(SBU)は声明の中で、「ウクライナに外国の生物学研究所はない。一部の政治家が最近述べたことは真実ではなく、事実の意図的な歪曲だ」と述べている。

こうした陰謀論は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック発生時までさかのぼることができる。

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