AI時代にこそ必要な「非認知能力」の伸ばし方とは?笑い飯・哲夫と考える、これからの教育に必要なこと

2024年12月25日(水)11時30分
※JICAトピックスより転載

伊藤 JICAでは日本国内の教育も支援しています。学校の先生をアフリカや中南米などに短期間派遣し、そこでの国際協力の経験を日本の教育現場に還元してもらう取り組みです。世良さんはまだ教育を受ける学生という立場ですが、今日のお話を聞いてどう思いましたか。

世良 経済的な格差は存在すると思いますが、お金をかけた体験だけが価値があるわけではないと分かりました。学生が興味を持てば自分でチャンスをつかめると思いますし、私自身もそのことを忘れないようにしたいです。

哲夫 子どもが親や先生以外の大人に会うことはチャンスにもつながります。僕もいろんな大人に出会って憧れができたんですよね。憧れが自分の仕事になることもあるし。僕自身「芸人になりたい」と思ったなんて、どこでそんな面白い人と出会ったんかなと。

子どもは次の地球を支えてくれる大事な存在やし、地球を健康的に次の世代に伝えていくのは僕らの使命です。先の世代が地球を温暖化がなかった産業革命以前の状態に戻す装置をつくってくれるんとちゃうか、そしたら夏も涼しく過ごせるなと期待してます。これからも子どもたちへの教育を滞りなく、続けていかなあかんですね。

世良 これからもいろんなニーズに合った教育の場が増え、子どもたちにも自分に合った場所を見つける意欲を持ってもらいたいと感じました。

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<関連リンク>
エジプト「特別活動を中心とした日本式教育モデル発展・普及プロジェクト」
マレーシア「全人教育推進プロジェクト」
パキスタン「オルタナティブ教育推進プロジェクト」
JICA海外協力隊

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