最新記事

ベルリンの上空に「ミステリーサークル」が現われた!?ネットは60万回再生の騒ぎに

Mystery as Black Rings Spotted In Sky Over Berlin

2024年7月8日(月)16時29分
フリン・ニコルズ
ミステリーサークルのイメージ画像

ミステリーサークルのイメージ画像 Fer Gregory-Shutterstock

<ベルリンの上空で黒い輪が目撃され、その正体は何かとSNS上で騒ぎになっている。しかも正体不明の黒い輪の出現は、これが初めてではない>

7月3日、ドイツの首都ベルリンの上空に奇妙な黒い煙の輪が出現した。その映像がソーシャルメディアで拡散されて以来、X(旧ツイッター)ではさまざまな疑問が飛び交っている。

【動画】ラスベガスで目撃された「宇宙人」の正体とは? 驚愕の映像が話題に

ベルリンのニュースを配信するインスタグラムのアカウント@dasistberlinbitchは4日、空に浮かぶ3種類のリングの映像を集めた動画を投稿。これまでに60万回以上再生されている。この動画には、ベルリンの北の空を漂う黒い太い輪が、さまざまな角度で捉えられている。

ドイツのタブロイド紙B.Z. ベルリンは「3日の夕方、ベルリン北部で見えたあれは何だったのか?いくつかの黒い輪が首都の上空を漂っていた。ネットでは憶測が飛び交っている」と Xに投稿した。

ソーシャルメディア・ユーザーの間では、円形に飛んでいる鳥の群れ、政府の企み、宇宙人などさまざまな説が出て、なかには天国のボブ・マーリーからのOKサインだという意見さえあった。

原因は花火などの煤煙か

しかし、最も合理的な解答を提案したのは@030josefというユーザーだ。

「煤煙や排気ガスを大気中に放出する工業プロセスや爆発が原因だ。打ち上げ花火から、このような効果が生じることも多い」

彼は、大量の火薬を使うことで有名なドイツのロックバンド、ラムシュタインのリハーサルのせいでリングが発生した可能性を示唆した。

この説は、Xのユーザー@Joachim36911によって裏付けられた。彼は、黒煙の輪が発生する原因となった、家と家の間の火の玉の写真をXに投稿した。「イベント関係の技術者の敷地で発生したものかどうかはわからない」と付け加えている。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ドイツ銀、第3四半期は黒字回復 訴訟引当金戻し入れ

ビジネス

JDI、中国安徽省の工場立ち上げで最終契約に至らず

ビジネス

ボルボ・カーズの第3四半期、利益予想上回る 通年見

ビジネス

午後3時のドルは152円前半、「トランプトレード」
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:米大統領選 イスラエルリスク
特集:米大統領選 イスラエルリスク
2024年10月29日号(10/22発売)

イスラエル支持でカマラ・ハリスが失う「イスラム教徒票」が大統領選の勝負を分ける

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    秋の夜長に...「紫金山・アトラス彗星」が8万年ぶりに大接近、肉眼でも観測可能
  • 2
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」ものはどれ?
  • 3
    リアリストが日本被団協のノーベル平和賞受賞に思うこと
  • 4
    逃げ場はゼロ...ロシア軍の演習場を襲うウクライナ「…
  • 5
    トルコの古代遺跡に「ペルセウス座流星群」が降り注ぐ
  • 6
    大破した車の写真も...FPVドローンから逃げるロシア…
  • 7
    死亡リスクはロシア民族兵の4倍...ロシア軍に参加の…
  • 8
    中国経済が失速しても世界経済の底は抜けない
  • 9
    ウクライナ兵捕虜を処刑し始めたロシア軍。怖がらせ…
  • 10
    「ハリスがバイデンにクーデター」「ライオンのトレ…
  • 1
    秋の夜長に...「紫金山・アトラス彗星」が8万年ぶりに大接近、肉眼でも観測可能
  • 2
    死亡リスクはロシア民族兵の4倍...ロシア軍に参加の北朝鮮兵による「ブリヤート特別大隊」を待つ激戦地
  • 3
    大破した車の写真も...FPVドローンから逃げるロシア兵の正面に「竜の歯」 夜間に何者かが設置か(クルスク州)
  • 4
    韓国著作権団体、ノーベル賞受賞の韓江に教科書掲載料…
  • 5
    目撃された真っ白な「謎のキツネ」? 専門家も驚くそ…
  • 6
    ウクライナ兵捕虜を処刑し始めたロシア軍。怖がらせ…
  • 7
    逃げ場はゼロ...ロシア軍の演習場を襲うウクライナ「…
  • 8
    ロシア西部「弾薬庫」への攻撃で起きたのは、戦争が…
  • 9
    裁判沙汰になった300年前の沈没船、残骸発見→最新調…
  • 10
    北朝鮮を訪問したプーチン、金正恩の隣で「ものすご…
  • 1
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 2
    「地球が作り得る最大のハリケーン」が間もなくフロリダ上陸、「避難しなければ死ぬ」レベル
  • 3
    秋の夜長に...「紫金山・アトラス彗星」が8万年ぶりに大接近、肉眼でも観測可能
  • 4
    死亡リスクはロシア民族兵の4倍...ロシア軍に参加の…
  • 5
    大破した車の写真も...FPVドローンから逃げるロシア…
  • 6
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はど…
  • 7
    漫画、アニメの「次」のコンテンツは中国もうらやむ…
  • 8
    エジプト「叫ぶ女性ミイラ」の謎解明...最新技術が明…
  • 9
    ウクライナ軍、ドローンに続く「新兵器」と期待する…
  • 10
    韓国著作権団体、ノーベル賞受賞の韓江に教科書掲載料…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中