最新記事
注目ニュースを動画で解説

ウクライナ戦争から世界の指導者と市民が学べる「5つの教訓」【注目ニュースを動画で解説】

2023年3月22日(水)20時50分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
ウクライナ戦争「5つの教訓」

ニューズウィーク日本版-YouTube

<多大なる犠牲から得られた知恵には未来に生かせることもある。1年が経過したウクライナ戦争が教えてくれる「5つの教訓」について解説した動画から一部抜粋して紹介する>

昨年2月にロシア軍がウクライナ全土への攻撃を開始して1年が経過。軍事力で圧倒的に劣ると思われたウクライナ軍の予想以上の善戦と、ウクライナと結束する西側諸国の支援によって、今日も東部を中心に激しい戦闘が続いている。

兵士だけでなく無数の民間人が住居や街を追われ、家族や友人を亡くすなど、この戦争の犠牲はあまりに大きい。

それでも終わる気配のないこの残酷な戦争から世界の指導者と市民は何を学べるのか。

本記事では、本誌YouTubeチャンネルの動画「「5つの教訓」ウクライナ戦争から世界の指導者、市民が学べること【アニメで解説】」の内容を一部抜粋して紹介する。

◇ ◇ ◇

nwyt2_1.jpgまず、プーチン大統領は明らかに判断を誤った。具体的にはウクライナ軍の士気と粘り強さなど。しかし、西側も判断ミスをしたことは忘れてはならない。侵攻の可能性は以前からあったにもかかわらず、まともな対策を取ってこなかった。

nwyt2_2.jpg次に、明らかな侵略行為に対しては国際社会が団結することが分かった。プーチンはこの点についても見誤った。

nwyt2_3.jpg傀儡政権の樹立を目論んだロシア軍の急襲に耐え、逆に大きな損失を与えたウクライナと西側は、さらなる武器支援と経済制裁の強化でロシアを撃退できるかもしれないと考えている。しかし、ロシアが大国であることに変わりはない。戦況のエスカレート、核兵器の使用の可能性も捨て切れない。

nwyt2_4.jpg戦時中には集団的思考が優位になりがち。慎重派の意見は強硬派にかき消されてしまう。

nwyt2_5.jpg戦争の責任は間違いなくプーチンにあるが、西側の尊大さもまたウクライナ国民を苦しめていることは知っておかなければならない。

※この動画は「この悲しい戦争が教えてくれる5つの教訓」に基づいています。

ニューズウィーク日本版 世界も「老害」戦争
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年11月25日号(11月18日発売)は「世界も『老害』戦争」特集。アメリカやヨーロッパでも若者が高齢者の「犠牲」に

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

中国、高市首相の台湾発言撤回要求 国連総長に書簡

ワールド

MAGA派グリーン議員、来年1月の辞職表明 トラン

ワールド

アングル:動き出したECB次期執行部人事、多様性欠

ビジネス

米国株式市場=ダウ493ドル高、12月利下げ観測で
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界も「老害」戦争
特集:世界も「老害」戦争
2025年11月25日号(11/18発売)

アメリカもヨーロッパも高齢化が進み、未来を担う若者が「犠牲」に

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やってはいけない「3つの行動」とは?【国際研究チーム】
  • 2
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」〈注目記事〉
  • 3
    AIの浸透で「ブルーカラー」の賃金が上がり、「ホワイトカラー」は大量に人余り...変わる日本の職業選択
  • 4
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベー…
  • 5
    中国の新空母「福建」の力は如何ほどか? 空母3隻体…
  • 6
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネ…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    ロシアのウクライナ侵攻、「地球規模の被害」を生ん…
  • 9
    「裸同然」と批判も...レギンス注意でジム退館処分、…
  • 10
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 3
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR動画撮影で「大失態」、遺跡を破壊する「衝撃映像」にSNS震撼
  • 4
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 5
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
  • 6
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 7
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 8
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 9
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 10
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中