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生まれたその日にTikTokデビューしたヒツジの赤ちゃんが多弁な件

2022年4月1日(金)16時45分
若道いつき
ヒツジの赤ちゃん

@britterneys/TikTok

<つぶらな瞳にピンク色の小さな舌──元気いっぱいに鳴く姿がネット民の心を鷲掴みにしている>

「口から生まれた」と言ってもいいような子ヒツジがネットユーザーの心をくすぐっている。

米ニュージャージー州ピーターズバーグのファームで働くブリトニー・シュローダー(@britterneys)は、よく鳴く(おしゃべりな)子ヒツジの映像をTikTokに投稿した。

彼女によると、ヒツジの赤ちゃんはこの日に生まれたばかり。シュローダーは子ヒツジをアップで映し、視聴者に向けて紹介する。彼女が気持ちを代弁するように喋ると、子ヒツジもピンク色の小さな舌を震わせて甲高い鳴き声を上げる。その後もシュローダーが何か言うたびに赤ちゃんは元気に応えた。

「私は今日生まれました!」
「メェー!」
「生きててよかった!」
「メェー!」
「そして春が来た!」
「メェー!」

この動画は1日の時点で300万の「いいね」を獲得し、コメント欄には微笑ましい声が溢れている。

@britterneys Someone came out ready to party! #Loud #Baby #Bah #HiTikTok #Lamb #Spring #DeserveADrPepperDuet #AEMembersAlways #FYP #ForYou ♬ original sound - Brittney Schroder

ウォルマートの公式アカウントは「最後にひとこと言わないと気が済まない人だ」とジョークを飛ばし、ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)は「子ヒツジをマスコットにしたNFLの新チームを検討中」とコメント。後日、これを受けたシュローダーは、フィラデルフィア・イーグルスのジャージを着たヒツジの赤ちゃんがアメフトのボールに頭を乗せて昼寝する様子を投稿した。

別の動画でシュローダーは、自分の話を遮る子ヒツジに対して「人の話は最後まで聞くのよ」と"しつけ"をしている。

オープンアクセスジャーナルのFrontiers in Animal Scienceに2月に掲載された論文によれば、子ヒツジと母親は「声と視覚による認識」を頼りに互いの位置を確認しており、鳴き声は新生児の適切な世話と授乳を維持するために重要であるという。子ヒツジは生後48時間までに母親の鳴き声を識別することができ、母親は早ければ24時間以内に出産した子供の発声を識別できるようになる。

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