最新記事

パンデミック

アメリカ、オミクロン株感染者を初確認 南アから帰国・ワクチン2回接種済み

2021年12月2日(木)09時19分
米疾病対策センター(CDC)

米疾病対策センター(CDC)は1日、国内で初めて新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン」の感染者が確認されたと発表した。2014年9月撮影(2021年 ロイター/Tami Chappell)

米政府は1日、国内で初めて新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン」の感染者が確認されたと発表した。

初の感染例はカリフォルニア州で確認された。11月22日に南アフリカから帰国し、7日後に検査で陽性反応が出たという。

米政権のファウチ首席医療顧問によると、感染者は軽い症状を発症している。ワクチン接種は完了していたが、追加接種(ブースター接種)は受けていなかったという。

ファウチ氏は「感染者は自主隔離しており、接触のあった人たちは全員これまでのところ検査で陰性が確認されている」と述べた。

オミクロン株について「現時点では十分な情報はない」とした上で、感染力や重症化リスク、既存ワクチンの効果など、一段の詳細が明らからになるまでに少なくとも2週間程度の時間がかかる可能性があると述べた。

オミクロン感染初確認のニュースが伝わる前、バイデン大統領は「新変異株は懸念材料だが、パニックに陥る必要はない」という見方を改めて示していた。ホワイトハウスのサキ報道官によると、オミクロン感染の初確認のニュースはその後、バイデン大統領に報告された。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2021トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


【話題の記事】
・誤って1日に2度ワクチンを打たれた男性が危篤状態に
・新型コロナ感染で「軽症で済む人」「重症化する人」分けるカギは?
・世界の引っ越したい国人気ランキング、日本は2位、1位は...


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

インド中銀、利下げ余地示唆 インフレ見通し改善で=

ビジネス

中立金利「まだまだ距離」、利上げ判断すべき局面=田

ビジネス

英中銀、ステーブルコイン保有上限は金融安定脅かさな

ビジネス

機械受注8月は2カ月連続減、判断「持ち直しに足踏み
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:日本人と参政党
特集:日本人と参政党
2025年10月21日号(10/15発売)

怒れる日本が生んだ「日本人ファースト」と参政党現象。その源泉にルポと神谷代表インタビューで迫る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    まるで『トップガン』...わずか10mの至近戦、東シナ海で「中国J-16」 vs 「ステルス機」
  • 2
    フィリピンで相次ぐ大地震...日本ではあまり報道されない、被害の状況と実態
  • 3
    「欧州最大の企業」がデンマークで生まれたワケ...奇跡の成長をもたらしたフレキシキュリティーとは
  • 4
    「心の知能指数(EQ)」とは何か...「EQが高い人」に…
  • 5
    イーロン・マスク、新構想「Macrohard」でマイクロソ…
  • 6
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 7
    【クイズ】アメリカで最も「死亡者」が多く、「給与…
  • 8
    「中国に待ち伏せされた!」レアアース規制にトラン…
  • 9
    【クイズ】サッカー男子日本代表...FIFAランキングの…
  • 10
    筋肉が目覚める「6つの動作」とは?...スピードを制…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな飼い主との「イケイケなダンス」姿に涙と感動の声
  • 3
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以外の「2つの隠れた要因」が代謝を狂わせていた
  • 4
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
  • 5
    中国人が便利な「調理済み食品」を嫌うトホホな理由…
  • 6
    ベゾス妻 vs C・ロナウド婚約者、バチバチ「指輪対決…
  • 7
    まるで『トップガン』...わずか10mの至近戦、東シナ…
  • 8
    フィリピンで相次ぐ大地震...日本ではあまり報道され…
  • 9
    時代に逆行するトランプのエネルギー政策が、アメリ…
  • 10
    「中国のビットコイン女王」が英国で有罪...押収され…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 3
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に...「少々、お控えくださって?」
  • 4
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 5
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 6
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 7
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 8
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 9
    数千円で買った中古PCが「宝箱」だった...起動して分…
  • 10
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中