<結婚で皇族の地位を失った秋篠宮家の内親王だが、もともと皇位継承権はなかった。同じような君主国はほかにもたくさんある>

秋篠宮家の眞子内親王は、婚姻によって皇室を離脱した。日本の皇族の女性には皇位継承権はない。世界的にも女性の王位継承を拒む君主国は少なくない。

眞子内親王は小室圭と結婚したが、それまでの数年、結婚についてさまざまな批判を受け、複雑性PTSDを発症したと報じられている。

この結婚により眞子は皇族の地位を失った。小室夫妻はニューヨークで新しい生活を始めることになる。

アメリカでは時代遅れと思われるかもしれないルールだが、それは日本の皇室に限られたことではない。

眞子内親王は現在の天皇の姪にあたるが、女性であるがゆえに皇位継承権はない。

現役の女性君主といえば、イギリスの女王エリザベス2世だが、実は珍しい存在だ。最初の子供が女子で、次に男子が生まれた場合、長女を飛ばして弟に王位を継承させる君主国は多い。

多くの国で、男性の後継者がいない場合は女性が王位に就くことを認めているが、なかには女性を完全に排除するケースもある。

モロッコでは王位を継承できるのは男性のみ。王冠は現国王モハメド6世が選んだ長男か、次男に引き継がれる。しかし、王は娘に王位を譲ることはできない。

モロッコの憲法は「直系の男子が存在しない場合、王位継承権は最も近い傍系の男子に、同じ条件で委譲される」としている。

イスラム教国が大半

オマーンもスルタン(君主)の後継者は男性に限られているが、最近まで男女を問わず直系の後継者が存在しないという問題を抱えていた。

2020年に亡くなったスルタンのカブース・ビン・サイドには子供がいなかった。誰が後継者となるかが問題になったが、結局、亡き王のいとこにあたるハイサム・ビン・タリク・アル・サイドが選ばれた。

サウジアラビアでは、王位は男性にしか継承されないが、世界の君主国の中では珍しく、明確な継承順位が決まっていない。

多くの君主制国家では、現君主の長子(長男)を経て、そのまた長子に王位が継承されていく。

アルジャジーラによると、サウジアラビアでは、王族が後継者の変更を決定することができる忠誠評議会が設置されている。

バーレーンの憲法では、王位は「王が生前に長男以外の息子を後継者に指名しない限り、代々、王の長男に引き継がれる」と定められている。

ブルネイの場合、「何人も、イスラム教の信仰を公に認め、王家の男系の合法的な子孫でなければ、合法的な相続人または合法的な後継者とはみなされない」、と憲法で定められている。

クウェートの憲法では、王の継承者は「イスラム教徒の両親から生まれた嫡出子でなければならない」とされている。

娘を男性にして王様に
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