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感染症対策モデルナ製ワクチン、別ロットでも異物混入を確認 沖縄、群馬で
米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンに異物が見つかった問題で、沖縄県と群馬県でも異物の混入が確認された。写真は、モデルナ製ワクチン。2020年10月31日に撮影。(2021年 ロイター/Dado Ruvic)
米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンに異物が見つかった問題で、沖縄県と群馬県でも異物の混入が確認された。厚生労働省は29日、沖縄で見つかったのはワクチンを注射器に充塡(じゅうてん)する際に混入したゴム栓の可能性が高いとし、該当するロット番号のワクチンの品質自体に問題はなく、接種を控える必要はないとの見解を示した。
今回、沖縄で異物が確認されたワクチンのロット番号は「3005293」で、厚労省が26日に使用見合わせを要請したロット番号とは異なる。
厚労省が国内供給を担う武田薬品工業の調査結果を聴取したところによると、沖縄の接種会場で、ワクチンを容器から充塡した注射器計5本の「シリンジ」と呼ばれる筒状の部分などから27日と28日に異物が見つかった。沖縄県は、厚労省の発表を受け、一時見合わせていたワクチンの使用を再開する方針。
一方、群馬県も29日、米モデルナ製の新型コロナワクチン1瓶に異物が混入していることが確認されたと発表した。県はロット番号を公表していないが、同日、在庫として保管していた別ロットのワクチンを用いて充填作業を行い、接種を再開した。
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