最新記事

ファッション

屋外で過ごすことが多い夏は、万能「チャコ・サンダル」だけでOK

The Only Summer Shoe You’ll Ever Need

2021年6月18日(金)11時12分
シャノン・パラス(科学ジャーナリスト)
チャコ・サンダルのZX1クラシック

筆者が愛用している「ZX1クラシック」なら、ちょっとしたお出掛けもOK PHOTO ILLUSTRATION BY SLATE. PHOTO BY CHACOーSLATE

<靴ほどのきちんと感はないけれど、快適で通勤やデートにも使える「チャコ・サンダル」は夏にぴったりの一足>

新型コロナウイルスのワクチン接種を受けた人もそうでない人も、夏は戸外で過ごすことが多い季節。外で何をするにせよ、「チャコ・サンダル」はぴったりだ。

チャコはコロラド州で1989年に生まれたサンダルのブランドだ。ラフティングのガイドだった創業者は、水に強くて足をしっかり支えてくれる履き物(と、もっと稼ぎのいい仕事)が欲しいと考え、分厚いゴム底にナイロンの細めのベルトが付いたサンダルを考案した。

私はチャコのサンダルを履いてラフティングをした経験はない。それでも短距離のハイキングやビーチ、買い物やヨガ教室や食事に出るのにも、公園を散歩したりデートしたり、リモート勤務になる前は出勤するのにも履いていた。

しっかりした作りで、よほど派手な色のものを選ばない限りは悪目立ちしないから、履いて行く先を選ばない。もっとも、とことん実用的で色気もないから、ちょっといいレストランやカジュアルデーでもないオフィスに履いていくときは、ぎりぎりのところで許してもらっているのかな、という気にはなる。

常態への移行期には気軽さが合う

それでもパンデミック(感染症の世界的大流行)から常態への移行期には、窮屈な本物の靴より、チャコのサンダルのほうがしっくりくると私は思う。念のため言っておくと、私だってパンデミック前の夏は、「フライ」の200ドル以上したハイヒールも普通に履いていた。気温が15度を上回ったらチャコ一択という結論に至ったけれど。

チャコのサンダルとひとことで言ってもいろんな種類があるけれど、創業当初からあるのが、足の甲の上を厚地の細めのベルトがジグザグに通るデザインの「Z1クラシック」だ。それに続く2代目モデルの「Z2クラシック」は、私自身は試したことがないが、指先にベルトがかかるデザインのため、まめができる人もいると聞く。

私が愛用しているのは「ZX1クラシック」という、2本の細いベルトで足を固定するデザインのものだ。色は黒。色・柄の選択肢は多いのだが、黒のほうがちょっとおしゃれに見えると思ったからだ。

どんなデザインを選ぶのであれ、履く前にまず自分の足に合わせてベルトを調節しなければならない。ソールの中を通って足にぐるりと巻き付く構造になっているのだが、心配することはない。最初はちょっと分かりづらいかもしれないが、チャコのウェブサイトには図解付きの説明がある。それに、調節は購入後の1回だけでいい。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ロシア西部2州で橋崩落、列車脱線し7人死亡 ウクラ

ビジネス

インフレ鈍化「救い」、先行きリスクも PCE巡りS

ワールド

韓国輸出、5月は前年比-1.3% 米中向けが大幅に

ワールド

米の鉄鋼関税引き上げ、EUが批判 「報復の用意」
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:岐路に立つアメリカ経済
特集:岐路に立つアメリカ経済
2025年6月 3日号(5/27発売)

関税で「メイド・イン・アメリカ」復活を図るトランプ。アメリカの製造業と投資、雇用はこう変わる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシストの特徴...その見分け方とは?
  • 2
    3分ほどで死刑囚の胸が激しく上下し始め...日本人が知らないアメリカの死刑、リアルな一部始終
  • 3
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「MiG-29戦闘機」の空爆が、ロシア国内「重要施設」を吹き飛ばす瞬間
  • 4
    ペットの居場所に服を置いたら「黄色い点々」がびっ…
  • 5
    「ホットヨガ」は本当に健康的なのか?...医師らが語…
  • 6
    【クイズ】生活に欠かせない「アルミニウム」...世界…
  • 7
    メーガン妃は「お辞儀」したのか?...シャーロット王…
  • 8
    「これは拷問」「クマ用の回転寿司」...ローラーコー…
  • 9
    「ウクライナにもっと武器を」――「正気を失った」プ…
  • 10
    イーロン・マスクがトランプ政権を離脱...「正直に言…
  • 1
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「MiG-29戦闘機」の空爆が、ロシア国内「重要施設」を吹き飛ばす瞬間
  • 2
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシストの特徴...その見分け方とは?
  • 3
    3分ほどで死刑囚の胸が激しく上下し始め...日本人が知らないアメリカの死刑、リアルな一部始終
  • 4
    今や全国の私大の6割が定員割れに......「大学倒産」…
  • 5
    【クイズ】世界で最も「ダイヤモンド」の生産量が多…
  • 6
    「ウクライナにもっと武器を」――「正気を失った」プ…
  • 7
    「ディズニーパーク内に住みたい」の夢が叶う?...「…
  • 8
    ヘビがネコに襲い掛かり「嚙みついた瞬間」を撮影...…
  • 9
    【クイズ】世界で2番目に「金の産出量」が多い国は?
  • 10
    イーロン・マスクがトランプ政権を離脱...「正直に言…
  • 1
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 2
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山、上野...中国返還のその先
  • 3
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの運動」とは?
  • 4
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 5
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 6
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 7
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
  • 8
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 9
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1…
  • 10
    3分ほどで死刑囚の胸が激しく上下し始め...日本人が…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中