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コロナ変異種

フランス政府、英との国境閉鎖を23日解除へ コロナ検査陰性なら入国許可

2020年12月23日(水)10時15分

フランスは22日、新型コロナウイルス変異種の感染拡大阻止に向けた英国との国境閉鎖を23日に解除すると発表した。写真は長蛇の列をつくる欧州向けトラックの列。英フォークストーンで20日撮影(2020年 ロイター/PETER NICHOLLS)

フランスは22日、新型コロナウイルス変異種の感染拡大阻止に向けた英国との国境閉鎖を23日に解除すると発表した。

英国で広がっている感染力の強いコロナ変異種への懸念から、フランスをはじめ世界の多くの国が英国との国境を閉鎖し、人や物資の移動に混乱が生じていた。

仏首相府は、過去72時間以内に新型コロナ検査で陰性が確認されれば、英国から仏国民および欧州連合(EU)市民の入国を許可すると発表した。新規則は年明け1月6日まで施行される。

シャップス英運輸相は、物資の輸送再開に当たり、23日から英国内で足止めされているトラック運転手にコロナ検査を行うと発表した。陰性が確認されればフランスへの入国が許可されるが、状況の収束には数日を要するとの見方を示した。

EU執行機関の欧州委員会はこの日、加盟国が導入した英国との人やモノの移動を制限する措置について、貨物の輸送と必須の渡航を許可するよう推奨。同時に、自国に帰国する必要がある人については新型ウイルス検査を受けるか、10日間の自主隔離を行うことを条件に渡航を許可するよう推奨した。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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