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新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(15日現在)

2020年5月15日(金)19時25分

米疾病対策センター(CDC)は14日、国内の新型コロナウイルス感染者数が13日時点で前回発表から2万0869人増加し、138万4930人になったと発表した。ワシントンの米連邦議会で撮影(2020年 ロイター/ERIN SCOTT)

■新型コロナウイルス、世界の感染者439万人超す 死者約29.7万人

ロイターの集計によると、新型コロナウイルスの感染者は世界全体で439万人を超え、死者は29万6928人となった。

■香港の第1四半期GDP、前年比-8.9% 統計開始以降で最悪

ロイターの集計によると、新型コロナウイルスの感染者は世界全体で437万人を超え、死者は29万5923人となった。

■ユーロ圏GDP、第1四半期改定は前期比-3.8% 現統計で最大の減少

欧州連合(EU)統計局が発表した第1・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)改定値は前期比3.8%減となり、現行方式で統計を取り始めた1995年以来、最大の減少となった。新型コロナウイルス感染防止のための封鎖措置が打撃となった。

■独GDP、第1四半期速報は2009年以来の大幅減 景気後退入り

ドイツ連邦統計庁が発表した第1・四半期の国内総生産(GDP)速報値は季節調整済みの前期比2.2%減となった。新型コロナウイルスの感染防止のために経済活動が制限された影響で、2009年の世界金融危機以降で最大の落ち込みを記録した。

■大韓航空の第1四半期は6700万ドルの営業赤字に転落、新型コロナ直撃

大韓航空<003490.KS>が15日発表した第1・四半期決算(暫定値)は新型コロナウイルスの流行で大きな打撃を受け、連結営業損益が828億ウォン(6730万ドル)の赤字に転落した。前年同期は1406億ウォンの黒字だった。

■コロナ対策で巨大化する世界の債務、将来の危機の種に

新型コロナウイルスの苦しみを和らげるため大規模な景気刺激策という薬が相次ぎ投与されている。しかし、そうした投与に伴って債務の遺産を果てなく抱え込むことは、経済成長の阻害や貧困の悪化を通じて、将来の危機の種をまくことになりかねない。発展途上国ではなおさらだ。

■CO2過去最大の減少、温暖化との闘いコロナ後が正念場

新型コロナウイルス感染の世界的大流行により、気候変動との闘いは重要な転機を迎えた。国際エネルギー機関(IEA)によると、世界中で実施されたロックダウン(都市封鎖)による経済成長の落ち込みが原因で、今年の二酸化炭素(CO2)排出量は8%減少する見通しだ。過去最大の減少だが、これが地球温暖化との闘いにとって吉と出るか凶と出るかは、各国政府の次の行動にかかっている。

■米中関係安定は両国民の利益=中国外務省

中国外務省の趙立堅報道官は15日の定例会見で、米国との関係安定は両国民にとって利益になるとしたうえで、安定した関係構築には米国が中国に協力する必要があると述べた。

■台湾鴻海、新型コロナで第1四半期は90%減益 第2四半期は回復へ

台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業<2317.TW>が発表した第1・四半期決算は、約90%の減益となった。新型コロナウイルスの流行を受けた生産停止や、アップルなどの主要顧客の需要減少が響いた。

■中国、新型コロナで大気環境が飛躍的に改善

中国生態環境省は15日、新型コロナウイルスの流行を受けた封鎖措置で産業活動がまひしたことに伴い、第1・四半期の大気環境が飛躍的に改善したと明らかにした。

■ロンドン金融街カナリーワーフ、職場復帰に向けた計画立案=FT

英フィナンシャル・タイムズ紙(FT)によると、ロンドン金融街カナリーワーフが、新型コロナウイルス感染拡大後の職場復帰に向けた詳細な計画をまとめた。

■キャセイ航空、1─4月期は5.8億米ドルの赤字 回復の兆し見られず

香港のキャセイ・パシフィック航空<0293.HK>は15日、従来型旅客サービスを提供するフルサービスキャリア部門の1─4月期の監査前損失が45億香港ドル(5億8053万米ドル)になったと発表した。


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