最新記事

パンデミック

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(15日現在)

2020年5月15日(金)19時25分

■インドネシア、4月の貿易収支は赤字転落 輸出入ともに減少

インドネシア統計局が発表した4月の貿易収支は、3億4470万ドルの赤字となり3カ月ぶりに赤字に転落、赤字幅はロイター調査によるエコノミスト予想の2億ドル以上となった。新型コロナウイルス感染拡大で内需の弱まりが示され、輸出も停滞した。

■「新型コロナ終息しても世界は変わる」、加首相が国民に適応呼びかけ

カナダのトルドー首相は14日、新型コロナウイルスに対するワクチンが開発されて世界的流行(パンデミック)が終息しても、カナダ人は世界が変化することを受け入れなければならないと述べ、行動修正が求められる「ニューノーマル」への適応を呼びかけた。

■米ブロードウェーミュージカル「アナ雪」、公演再開を断念

米ニューヨーク・ブロードウェー劇場街の人気ミュージカル「Frozen(アナと雪の女王)」の製作会社は14日、公演の再開を断念したことを明らかにした。新型コロナウイルスの感染拡大を受けてブロードウェー劇場街の閉鎖が続く中、大手のミュージカル作品撤退は初めて。

■台湾、中国が求めるWHO総会参加条件を拒否

台湾の陳時中・衛生福利部部長(保健相に相当)は15日、世界保健機関(WHO)年次総会に台湾が参加する条件として、台湾が中国の一部であるという原則を受け入れることを中国が求めていることに関して、断固として拒否する考えを示した。

■豪NSW州、飲食店が再開 州首相は警戒続けるよう呼びかけ

オーストラリアで人口が最多のニューサウスウェールズ州(NSW)では15日、新型コロナウイルスの感染拡大で約2カ月休業していたカフェやレストラン、バーなどの営業が再開した。

■ペトロブラス、第1四半期に巨額の評価損 長期的な需要低迷想定

ブラジルの国営石油会社ペトロブラスは14日発表した第1・四半期決算で、採掘・生産資産について653億レアル(約112億ドル)の評価損を計上した。新型コロナウイルスの感染拡大がもたらした消費者の行動の変化は恒久化する公算が大きいとの見方を示した。

■米FDA、アボットの新型コロナ検査機器を再調査 精度に疑問

米食品医薬品局(FDA)は14日、米医薬品大手アボット・ラボラトリーズの新型コロナウイルス簡易検査キット「ID NOW」の精度に疑問があるとの認識を示し、データを再調査していることを明らかにした。

■中国武漢市、全市民対象の新型コロナ検査は3分の1完了

新型コロナウイルスの発生源とされる中国湖北省武漢市は、1100万人の市民全員を対象としたウイルス検査で、4月から現在までに、3分の1に当たる300万人超の検査を終えた。国営メディアが報じた。

■国連安保理「コロナ停戦」決議できず、WHO巡り米中対立

新型コロナウイルスとの戦いに集中するため、世界に停戦を呼びかける国連安全保障理事会の試みが行き詰まっている。決議案の中で世界保健機関(WHO)にどう言及するか、米中が火花を散らしているためだ。14日にエストニアとドイツが代替案を示したものの、中国が難色を示してまとまらなかった。

■豪NSW州、飲食店が再開 州首相は警戒続けるよう呼びかけ

オーストラリアで人口が最多のニューサウスウェールズ州(NSW)では15日、新型コロナウイルスの感染拡大で約2カ月休業していたカフェやレストラン、バーなどの営業が再開した。

■日中韓の保健担当相、15日に新型コロナ対応でテレビ会議開催へ

韓国当局筋によると、日中韓の保健担当相は15日に、新型コロナウイルスに対する協調対応を協議するためテレビ会議を開催する。3カ国での閣僚級協議は感染拡大が始まって以来初めて。


【関連記事】
・日本の「生ぬるい」新型コロナ対応がうまくいっている不思議
・東京都、新型コロナウイルス新規感染9人 54日ぶりにひと桁台に減少
・ニューヨークと東京では「医療崩壊」の実態が全く違う
・緊急事態宣言、全国39県で解除 東京など8都道府県も可能なら21日に解除=安倍首相

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

日米韓が合同訓練、B52爆撃機参加 3カ国制服組ト

ビジネス

上海の規制当局、ステーブルコイン巡る戦略的対応検討

ワールド

スペイン、今夏の観光売上高は鈍化見通し 客数は最高

ワールド

トランプ氏、カナダに35%関税 他の大半の国は「一
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:大森元貴「言葉の力」
特集:大森元貴「言葉の力」
2025年7月15日号(7/ 8発売)

時代を映すアーティスト・大森元貴の「言葉の力」の源泉にロングインタビューで迫る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「弟ができた!」ゴールデンレトリバーの初対面に、ネットが感動の渦
  • 2
    シャーロット王女の「ロイヤル・ボス」ぶりが話題に...「曾祖母エリザベス女王の生き写し」
  • 3
    トランプ関税と財政の無茶ぶりに投資家もうんざり、「強いドルは終わった」
  • 4
    日本企業の「夢の電池」技術を中国スパイが流出...AP…
  • 5
    アメリカを「好きな国・嫌いな国」ランキング...日本…
  • 6
    アメリカの保守派はどうして温暖化理論を信じないの…
  • 7
    名古屋が中国からのフェンタニル密輸の中継拠点に?…
  • 8
    【クイズ】日本から密輸?...鎮痛剤「フェンタニル」…
  • 9
    ハメネイの側近がトランプ「暗殺」の脅迫?「別荘で…
  • 10
    犯罪者に狙われる家の「共通点」とは? 広域強盗事…
  • 1
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...父親も飛び込み大惨事に、一体何が起きたのか?
  • 2
    「弟ができた!」ゴールデンレトリバーの初対面に、ネットが感動の渦
  • 3
    日本企業の「夢の電池」技術を中国スパイが流出...APB「乗っ取り」騒動、日本に欠けていたものは?
  • 4
    後ろの川に...婚約成立シーンを記録したカップルの幸…
  • 5
    シャーロット王女の「ロイヤル・ボス」ぶりが話題に..…
  • 6
    「やらかした顔」がすべてを物語る...反省中のワンコ…
  • 7
    「本物の強さは、股関節と脚に宿る」...伝説の「元囚…
  • 8
    「飛行機内が臭い...」 原因はまさかの「座席の下」…
  • 9
    為末大×TAKUMI──2人のプロが語る「スポーツとお金」 …
  • 10
    職場でのいじめ・パワハラで自死に追いやられた21歳…
  • 1
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 2
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 3
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事故...「緊迫の救護シーン」を警官が記録
  • 4
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 5
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 6
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
  • 7
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 8
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 9
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 10
    「うちの赤ちゃんは一人じゃない」母親がカメラ越し…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中