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中国東北部で新型コロナ感染再拡大の可能性 吉林省11人感染で警戒「高リスク」へ

2020年5月11日(月)09時32分

中国当局は10日、東北部で新型コロナウイルスの新たな感染拡大が始まった可能性があると発表した。写真は感染の震源地となった湖北省武漢市。4月14日撮影(2020年 ロイター/Aly Song)

中国当局は10日、東北部で新型コロナウイルスの新たな感染拡大が始まった可能性があると発表した。このうち吉林省では舒蘭市で9日、新たに11人の感染が確認され、警戒レベルが3段階で最も高い「高リスク」に引き上げられた。

舒蘭市で感染が確認された11人は、いずれも7日の検査で陽性となった女性の家族や濃厚接触者。吉林省当局によると、舒蘭市は居住区域の封鎖、不要不急の移動の禁止、休校などの措置を取った。

湖北省の武漢でも、ほぼ1カ月ぶりに新たな患者1人が確認され、警戒レベルが「中リスク」に引き上げられた。また、黒竜江省のハルビン市と遼寧省の瀋陽でもそれぞれ新たに患者1人が確認された。

国家衛生健康委員会10日の発表によると、中国本土全体で9日に新たに感染が確認された患者は14人となり、4月28日以来最多となった。8日の確認は1人だった。

[北京 ロイター]


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