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感染症対策

日本と同じ?違う? ロックダウンしていないスウェーデンの場合

2020年4月3日(金)16時00分
モーゲンスタン陽子

ただ、先の調査結果を見ると、新型コロナウイルスの実効再生産数(Rt)をが11カ国平均3.87だったのがロックダウン後に1以下にまで減少したにもかかわらず、スウェーデンのみが2.64で、Rtの減少率が少なかった。(1人の患者が何人に感染を広げたかを示す数値。1より小さいと終息していく)

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COVID-19 reports-Imperial College London


さらに、イギリスを本拠地とする調査会社YouGovの調べによると、新型コロナウイルスに対する警戒心について、ウイルス感染を「やや」または「非常に」心配している人がもっとも少ないのは対象26カ国中スウェーデンで31%、もっとも恐れているのはマレーシアの90%だった。

ただ、この不安感の強弱はデータに裏付けされたものではない。新型コロナウイルスによる死亡率に関しては、スウェーデンは26カ国中5番目に高い。マレーシアで確認された死亡者数は調査当時で45 名であり、3100万人の人口に対する比率で考えればかなりの低さだ。4月2日CEST22時現在、スウェーデンの感染者数は約5,466人(人口の約3%)、死者数は282人で全世界上位13位だ。

スウェーデンの識者のあいだでも疑問の声は上がっている。ストックホルムのスウェーデン医科大学カロリンスカ研究所の疫学者エマ・フランツ博士は「人々は推奨事項をよく聞く傾向にあると思うが、このような深刻な状況ではそれだけで十分かどうかわからない」と述べている

スウェーデンモデルを批判するわけではないが、今後の動向を見守る必要はあるだろう。ロックダウンの成果はまだ出始めたばかりだ。

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