最新記事

感染症

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(24日現在)

2020年3月24日(火)15時47分

■東京五輪、新型コロナを考慮し延期すべき=米声明

米国オリンピック・パラリンピック委員会(USOPC)は23日、新型コロナウイルス問題を考慮し、2020年東京五輪を延期すべきとの見解を示した。

■米軍、NYとシアトルで仮設病院設置へ 新型コロナに対応

米国防総省は23日、新型コロナウイルス感染拡大が最も深刻なニューヨーク、シアトル両市で野戦病院として使う仮設病院を設置するため、米軍が準備していると明らかにした。エスパー国防長官はまた、新型コロナ流行で軍の即応力に影響が出る可能性を初めて認めた。

■独経済は新型コロナでリセッション不可避、財政は堅固=連銀月報

ドイツ連邦銀行(中央銀行)は23日発表した月報で、新型コロナウイルスによる危機のためにドイツ経済が「深刻なリセッション(景気後退)」に陥ることは現状避けられないとした上で、国家財政は堅固な状態にあるとの見解を示した。

■米アマゾン、新型コロナ検査キット配布支援 ゲイツ氏も資金拠出

米アマゾン・ドット・コムは23日、米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏が資金を拠出する研究プログラムと協力し、シアトル市で新型コロナウイルスの家庭用検査キットを配布すると明らかにした。

■独ダイムラー、現時点では公的支援の必要ない=CEO

独ダイムラーのケレニウス最高経営責任者(CEO)は、ハンデルスブラット紙に対し、新型コロナウイルス対策として国内の主要工場で生産を停止している状況だが、資金は潤沢にあり、公的支援を申請する必要はないとの見方を示した。

■社会崩壊回避へG20はスワップなど拡大を=アルゼンチン経済相

アルゼンチンのグスマン経済相は23日、20カ国・地域(G20)首脳らに対し、新型コロナウイルス感染拡大による「社会崩壊」を回避するために断固とした行動を取るよう求め、世界的な流動性を確保するため先進諸国にスワップ協定の拡充を促した。

■米GM、インディアナ工場での人工呼吸器生産を検討

米ゼネラル・モーターズ(GM)は23日、インディアナ州ココモの工場での人工呼吸器生産の実行性を検討していると明らかにした。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ベンテック・ライフ・システムズ社との提携による生産を目指す。

■英経済、2008年より「かなり深刻な」試練に直面=キング元英中銀総裁

イングランド銀行(BOE、英中央銀行)のマービン・キング元総裁は23日、英国は銀行システムがほぼ崩壊状態となった2008年当時よりも「かなり深刻な」経済的試練に直面しており、借り入れがはるかに大きく増える事態に備えなければならないとの見方を示した。

■独ダイムラー、現時点では公的支援の必要ない=CEO

独ダイムラーのケレニウス最高経営責任者(CEO)は、ハンデルスブラット紙に対し、新型コロナウイルス対策として国内の主要工場で生産を停止している状況だが、資金は潤沢にあり、公的支援を申請する必要はないとの見方を示した。

■パンデミック対策、貧困国向けに20億ドルの支援が必要=国連事務総長

国連のグテレス事務総長は23日、新型コロナウイルスと戦う貧困国の支援に20億ドル必要だと表明したほか、パンデミック(世界的な大流行)による社会・経済的な影響に対処するには大規模かつ協調的な対策が必要になると警告した。

■米企業、新型コロナ流行は大打撃と予想=地区連銀調査

米企業は、新型コロナウイルスの世界的大流行と感染拡大防止の取り組みで「非常に大きな、強いマイナスの影響」を被ると見込んでいることが、米アトランタ地区連銀が23日公表した調査で示された。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米マイクロソフト、3%人員削減へ AI以外でコスト

ビジネス

NY外為市場=ドル下落、CPI伸び鈍化もインフレ見

ワールド

サウジ、米に6000億ドル投資確約 トランプ氏訪問

ワールド

トランプ氏、対シリア制裁解除へ 暫定大統領との面会
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:2029年 火星の旅
特集:2029年 火星の旅
2025年5月20日号(5/13発売)

トランプが「2029年の火星に到着」を宣言。アメリカが「赤い惑星」に自給自足型の都市を築く日

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    心臓専門医が「絶対に食べない」と断言する「10の食品」とは?...理想は「1825年の食事」
  • 2
    ゴルフ場の近隣住民に「パーキンソン病」多発...原因は農薬と地下水か?【最新研究】
  • 3
    母「iPhone買ったの!」→娘が見た「違和感の正体」にネット騒然
  • 4
    カヤック中の女性がワニに襲われ死亡...現場動画に映…
  • 5
    あなたの下駄箱にも? 「高額転売」されている「一見…
  • 6
    「がっかり」「私なら別れる」...マラソン大会で恋人…
  • 7
    トランプ「薬価引き下げ」大統領令でも、なぜか製薬…
  • 8
    トランプは勝ったつもりでいるが...米ウ鉱物資源協定…
  • 9
    「奇妙すぎる」「何のため?」ミステリーサークルに…
  • 10
    「出直し」韓国大統領選で、与党の候補者選びが大分…
  • 1
    心臓専門医が「絶対に食べない」と断言する「10の食品」とは?...理想は「1825年の食事」
  • 2
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つの指針」とは?
  • 3
    5月の満月が「フラワームーン」と呼ばれる理由とは?
  • 4
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの…
  • 5
    ゴルフ場の近隣住民に「パーキンソン病」多発...原因…
  • 6
    カヤック中の女性がワニに襲われ死亡...現場動画に映…
  • 7
    シャーロット王女の「親指グッ」が話題に...弟ルイ王…
  • 8
    母「iPhone買ったの!」→娘が見た「違和感の正体」に…
  • 9
    ロシア機「Su-30」が一瞬で塵に...海上ドローンで戦…
  • 10
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 1
    心臓専門医が「絶対に食べない」と断言する「10の食品」とは?...理想は「1825年の食事」
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの…
  • 5
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つ…
  • 6
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 7
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 8
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 9
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1…
  • 10
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中