中国製造業PMI、12月は50.1に上昇 内需改善=民間調査
S&Pグローバルがまとめた12月のレーティングドッグ中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.1と、11月の49.9から上昇し、景況拡大・縮小の分かれ目となる50をわずかに上回った。写真は武漢の自動車工場で2020年4月撮影(2025年 ロイター/Aly Song)
Liangping Gao Ryan Woo
[北京 31日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた12月のレーティングドッグ中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.1と、11月の49.9から上昇し、景況拡大・縮小の分かれ目となる50をわずかに上回った。生産と内需の拡大が海外からの受注減少を相殺した。
レーティングドッグの創業者ヤオ・ユー氏は「製造業は年末に成長を回復した。ただ、改善はわずかにとどまり、販促や新製品の影響は衝動的なもので、持続性を注視する必要がある」と述べた。
今回の調査では需給両面で若干の改善が見られ、内需に支えられて新規受注の増加がやや加速した。一方、外需の低迷を背景に新規輸出受注は再び小幅な縮小に転じた。
製造業者は利益率を確保するため輸出価格を2024年7月以来の速いペースで引き上げた。企業のリストラやコスト抑制策を受け、雇用は2カ月連続で縮小した。
12月は主に金属など原材料価格高を背景に投入コストの上昇が加速した。こうしたコスト圧力にもかかわらず、製造業者は購入を促し在庫を削減するため引き続き販売価格を引き下げた。
企業の信頼感を示す指数はやや低下したが、50を上回る水準を維持した。





