新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(24日現在)
■南ア、21日間外出禁止の大統領令 新型コロナ感染者急増で
南アフリカのラマポーザ大統領は23日、国民向けの演説で、新型コロナウイルスの感染拡大を食い止めるため、26日深夜から4月16日深夜までの21日間、全国で外出禁止を命じると発表した。
■スペイン経済「大幅」に減速、新型コロナ危機で=経済相
スペインのカルビニョ経済相は23日、政府が導入した外出禁止令などの新型コロナウイルス対策を受けて過去1週間に国内経済が「大幅」に減速したとの認識を示した。
■新型コロナの感染拡大、アジア系米国人には全く責任ない=米大統領
トランプ米大統領は23日、ツイッターへの投稿で、新型コロナウイルスの感染拡大でアジア系米国人に責任は全くないと指摘し、アジア系米国人を守る必要があると強調した。
■トランプ米大統領、経済活動再開を検討 新型コロナ感染者急増でも
トランプ米大統領は23日、新型コロナウイルス対策として国民に集会などの自粛を求めた15日間の措置が来週期限を迎えるに当たり、どのように米経済活動を再開させるか検討していることを明らかにした。米国では急速に感染が広がっており、身内の共和党内からも性急な自粛措置解除には慎重な声が上がっている。
■世銀、途上国へ今後15カ月で最大1500億ドル援助も
世界銀行のマルパス総裁は23日、新型コロナウイルスと戦う発展途上国の回復を支援するため、向こう15カ月で最大1500億ドル規模の援助を展開する可能性があると述べた。
■G20財務相・中銀総裁、新型コロナ行動計画の策定で合意 首脳も協議へ
20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁は23日に開催したテレビ会議で、新型コロナウイルス感染拡大に対応し、「行動計画」を策定することで合意した。G20事務局が約2時間に及んだ会議後、声明を出した。詳細は含まれなかった。
■米FRB、新型コロナで無制限QE 国債など「必要なだけ」購入
米連邦準備理事会(FRB)は23日、緊急の連邦公開市場委員会(FOMC)を開催し、新型コロナウイルスへの対応として、無制限の量的緩和(QE)を行う方針を決定した。米国債や住宅ローン担保証券(MBS)を必要なだけ買い取る。全会一致で決定した。
■米国で広範な新型コロナ検査は2ー3週間先=ロシュCEO
スイス製薬大手ロシュ・ホールディングのセベリン・シュワン最高経営責任者(CEO)は23日、CNBCとのインタビューで、米国で誰もが新型コロナウイルスの検査を受けられるまでに少なくとも2─3週間かかるとの見通しを示した。
■独経済相、新型コロナ対応でのユーロ債発行に懐疑的見方
ドイツのアルトマイヤー経済相は、イタリアなどが提案する新型コロナウイルス対策資金の調達に向けたユーロ債発行について、「実体のない議論だ」と述べ、懐疑的な見方を示した。24日付ハンデルスブラット紙とのインタビューで述べた。
■ブラジル中銀、金融システムに1.2兆レアル注入へ、銀行の融資余力拡大狙う
ブラジル中央銀行は23日、新型コロナウイルス対策として、国内金融システムに1兆2000億レアル(2338億1000万ドル)を注入する方針を明らかにした。大規模な流動性供給で銀行の融資余力を高め、消費者や企業が借り入れを続けられるようにする狙いがある。