プーチン氏、来年のウクライナ緩衝地帯拡大を命令=ロ軍参謀総長
ロシア軍のゲラシモフ参謀総長は、ウクライナ北東部でロシア軍が前進しており、プーチン大統領が同地域で来年に「緩衝地帯」を拡大するよう命じたと述べた。複数のロシアメディアが31日に報じた。写真は会議に出席するプーチン大統領(左)とゲラシモフ氏。モスクワで29日、代表撮影(2025年 ロイター)
[31日 ロイター] - ロシア軍のゲラシモフ参謀総長は、ウクライナ北東部でロシア軍が前進しており、プーチン大統領が同地域で来年に「緩衝地帯」を拡大するよう命じたと述べた。複数のロシアメディアが31日に報じた。
RIAによると、ゲラシモフ氏はプーチン大統領がウクライナのスムイ州とハルキウ州で来年に緩衝地帯を拡大するよう命じたと述べた。また、ゲラシモフ氏は北部の部隊群を視察したという。
同部隊群は2024年初めに結成され、ウクライナ北東部で活動してきた。国境沿いに緩衝地帯を作り、ウクライナ軍を押し戻してさらなる進軍を試みている。
プーチン氏は西部ベルゴロド州やクルスク州に対するウクライナの砲撃や無人機攻撃を引き合いに出し、緩衝地帯はウクライナ軍をロシア国境から遠ざけるためのものだと繰り返し主張している。
一方、ウクライナはロシアによる緩衝地帯設定を拒否し、ウクライナ領内への侵攻を正当化するための方法だとしている。





