米電気自動車(EV)メーカー大手テスラ<TSLA.O>の投資家が10日、同社とイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)に対し2件の集団訴訟を提起した。株式非公開化計画に関するツイッター投稿などを通じて不正に空売り筋の買い戻しを誘ったと主張している。

マスク氏は7日、ツイッターへの投稿で、テスラを1株当たり420ドルで非公開化することを検討中だと明らかにし、「資金は確保した」と述べていた。

訴状では、テスラとマスク氏の行為がテスラの株価を人為的に上昇させたとし、証券法違反に当たるとしている。

2件の訴状のうち1件では、マスク氏の投稿は虚偽で、誤解を生むものだとし、テスラがそれを改めなかったことにより、空売り筋を「全滅」させる「核攻撃」につながったと主張。テスラとマスク氏の行為が株価のボラティリティーにつながり、ショートカバーを強いられた空売り筋に数億ドルの損失をもたらしたと訴えている。

テスラはコメントの要請に応じていない。

マスク氏は以前から空売り筋に不満を募らせており、時折ツイッターで批判してきた。

同氏は株式非公開化の資金を確保した証拠を示していないが、訴状でも同氏が資金を確保していないことを示す証拠は提示されていない。

[10日 ロイター]
トムソンロイター・ジャパン
Copyright (C) 2018トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます
ニューズウィーク日本版 戦争インフレ
2026年4月28号(4月21日発売)は「戦争インフレ」特集。

ホルムズ海峡封鎖でガソリン・日用品が高騰。世界経済への悪影響と「出口」を読み解く

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます