最新記事

トランプ来日

【写真特集】トランプ大統領夫妻はニッポン大好き?

2017年11月7日(火)17時00分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

11月5日、初のアジア歴訪で最初に日本を訪れたトランプ夫妻  Nogi-REUTERS

<アジア歴訪の最初に日本を訪れたトランプ夫妻。いつもの硬い表情と違い、とてもリラックスして穏やかな様子だったわけは?>

ドナルド・トランプ米大統領は3日間の日本滞在を終えて今日、韓国に飛び立った。普段は毎日のように強硬発言やツイートを繰り出すトランプも、日本にいる間は珍しいほど穏やかだった。元モデルのメラニア夫人も終始、露出の少ないコンサバなファッションで、アジアで初の訪問国となる日本の文化に敬意を払い、リラックスして見えた。

あながち気のせいではないかもしれない。今夜滞在する韓国では、政府も市民もトランプの強硬な対北朝鮮政策が戦争を招くと反発している。さらにその次に控えるのは中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領。今回のアジア歴訪で、唯一、気のおけない相手が日本の安倍晋三首相だったのは想像に難くない。

だが、だからといって安倍の首脳外交が成功だったことにはならない。焦点の北朝鮮政策については、「さらに圧力を高める」ことで一致した、ということしかわからない。現実にどのような駆け引きで日米首脳は合意したのか、それは、今後のトランプの中国との話し合いや北朝鮮に対する反応を待つしかない。もしそこで日本の安全を犠牲にする話が出てくれば、安倍のトランプ歓待は完全に茶番で浪費だったことになる。

以下は、日本滞在中のトランプ夫妻の貴重な写真集。

まずは、あまりにも有名になったこちらの写真から。迎賓館の池の錦鯉に餌をやる場面だ。

koi171107.jpg
Jonathan Ernst-REUTERS

日本では、枡の中身を一気にぶちまけたトランプに「餌のやり過ぎ」などの批判が集まっているが、アメリカではまったく別の批判も飛び出した。厚かましい本性を丸出しにしたとか、決まりごとを守るのが嫌いで堪え性がない、等々の人格批判だ。ニクソン元大統領のスキャンダル「ウォーターゲート」を文字ってこれを「koi(鯉)ゲート」と揶揄するメディアもある。もっとも、最初に中身をぶちまけたのは安倍のほうなのでトランプを責めるわけにもいかないのだが。

次は、普段の氷のような表情からは別人のようなメラニア夫人。安倍昭恵首相夫人と共に東京都内の小学校を訪ねたときだ。初めての習字も堂に入っている。

webp171107-melania01.jpg
Toshifumi Kitamura-REUTERS

両陛下を表敬訪問


銀座の宝飾店「ミキモト」で本物の海女さんに会う
webp171107-melania02.jpg
Katsumi Kasahara-REUTERS

さてその効果やいかに? 残りのアジア歴訪から目が離せない。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

キンバリークラーク、「タイレノール」メーカーを40

ビジネス

米テスラの欧州販売台数、10月に急減 北欧・スペイ

ビジネス

米国のインフレ高止まり、追加利下げ急がず=シカゴ連

ビジネス

10月米ISM製造業景気指数、8カ月連続50割れ 
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    米沿岸に頻出する「海中UFO」──物理法則で説明がつかない現象を軍も警戒
  • 3
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った「意外な姿」に大きな注目、なぜこんな格好を?
  • 4
    「あなたが着ている制服を...」 乗客が客室乗務員に…
  • 5
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 6
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 7
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 8
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 9
    「白人に見えない」と言われ続けた白人女性...外見と…
  • 10
    【HTV-X】7つのキーワードで知る、日本製新型宇宙ス…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    【話題の写真】自宅の天井に突如現れた「奇妙な塊」…
  • 5
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 6
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 7
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 8
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 9
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 10
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中