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加計学園問題、背景に官邸の動き 衆院閉会中審査で前川前文科次官

2017年7月10日(月)13時37分

7月10日、前川喜平・前文部科学次官は、学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画を巡る問題について、国家戦略特区を担当する内閣府が仕事を進めるにあたって「その背景に官邸の動きがあったと思う。中でも和泉洋人首相補佐官がさまざまな動きをしていたことは明らか」と語った。写真は国会議事堂、2000年8月撮影(2017年 ロイター)

前川喜平・前文部科学次官は10日午前、衆院閉会中審査に参考人として出席し、国家戦略特区を活用した学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画を巡る問題について、特区を担当する内閣府が仕事を進めるにあたって「その背景に官邸の動きがあったと思う。中でも和泉洋人首相補佐官がさまざまな動きをしていたことは明らか」と語った。

特区を巡っては「規制改革をするかという問題と、規制改革によってどこに事業を行わせるかという問題がある」とし、加計学園問題は「どの主体に事業を行わせるかという決定プロセスが非常に不公平であり、不透明な部分がある。はじめから加計学園に決まっていたようにみえる」と事業者の選定に問題があるとの認識を示した。

一方、国家戦略特区ワーキンググループの原英史委員は「岩盤規制改革の実現のために真摯(しんし)に取り組んできた。利益誘導に加担したかのように言われているのは残念」と述べ、「加計ありきという指摘はまったくの虚構である。公開されている議事録をみていただければすぐにわかる」と反論した。

(伊藤純夫)

[東京 10日 ロイター]


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