最新記事

米大統領

【式典スケジュール】トランプ新大統領、就任イベント始まる

2017年1月20日(金)17時00分
ミシェル・ゴーマン

Jonathan Ernst-REUTERS

<20日の宣誓式を前に、ワシントンではトランプ大統領就任の関連イベントが始まった。80万人以上の観衆のほか抗議デモも予想される現地では、最高レベルの警備態勢が取られる>(写真:19日の式典に家族とともに登場したトランプ)

 ドナルド・トランプが米東部時間20日正午(日本時間で21日午前2時)に新大統領に就任する。ワシントンでは厳戒態勢の警備が続く中、前後3日間に渡る公式行事が19日スタートした。

 就任関連のイベントに80~90万人の人々が集まると予測され、またトランプの大統領就任に反対するグループのデモ活動なども予定されている。これまでの就任式典の前例なども考慮して、現地では最高レベルの警戒態勢が取られる。

 ワシントンのバウザー市長によると、今回の就任関連イベントの費用は3000万ドルに達する見込みだという。

就任関連イベントのスケジュール

【1月19日】
<昼食会>
場所:トランプ・インターナショナル・ホテル
時間:午前12時30分から
内容:トランプの他、プリーバス首席補佐官、共和党幹部らが出席。会場のトランプ・インターナショナル・ホテルは、就任パレードが実施されるペンシルベニアアベニューに面している


<戦没者慰霊献花>
場所:アーリントン国立墓地
時間:午後3時から
内容:トランプと家族がアーリントン国立墓地で無名兵士の墓を慰霊献花


<「アメリカを再び偉大な国に!」歓迎式典>
場所:リンカーン記念堂
時間:午後4時から
内容:一連の行事の開始を告げる最初のイベントで、ライブコンサートなどが行われた。トランプも家族と共に出席し、「我々がアメリカを融和させる」と短くスピーチした

【参考記事】<写真特集>トランプ以前も歴代大統領の就任式はトラブル続き

就任式当日の会場の地図


【1月20日】
<ホワイトハウスでお茶>

場所:ホワイトハウス
時間:午前9時30分から
内容:トランプの家族がオバマ夫妻とホワイトハウスでお茶を一服。この後、宣誓式の会場に向かう。憲法修正で1月20日の大統領就任が定められ、最初に就任式に臨んだのは、1937年のルーズベルトだった


<宣誓式>
場所:議事堂西正面
時間:新大統領宣誓は正午から
内容:トランプが大統領就任の宣誓を行い、正式に新大統領となる。式典には各国外交団などの招待客が出席。パフォーマンスはオーディション番組出身で16歳の女性歌手ジャッキー・エバンコが引き受けた。歴代大統領の他、ヒラリー・クリントンも夫ビルに同伴して出席予定。この後、トランプが就任スピーチを行う。これまでの大統領で最も長いスピーチは、1841年に就任したウィリアム・ハリソンで1時間45分だった

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

FRB後任議長選び、「正式プロセス」既に開始と米財

ワールド

イスラエル、シリア南部で政府軍攻撃 ドルーズ派保護

ビジネス

独ZEW景気期待指数、7月は52.7へ上昇 予想上

ビジネス

日産が追浜工場の生産終了へ、湘南への委託も 今後の
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:AIの6原則
特集:AIの6原則
2025年7月22日号(7/15発売)

加速度的に普及する人工知能に見えた「限界」。仕事・学習で最適化する6つのルールとは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    真っ赤に染まった夜空...ロシア軍の「ドローン700機」に襲撃されたキーウ、大爆発の瞬間を捉えた「衝撃映像」
  • 2
    「史上最も高価な昼寝」ウィンブルドン屈指の熱戦中にまさかの居眠り...その姿がばっちり撮られた大物セレブとは?
  • 3
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長だけ追い求め「失われた数百年」到来か?
  • 4
    どの学部の卒業生が「最も稼いでいる」のか? 学位別…
  • 5
    「二度とやるな!」イタリア旅行中の米女性の「パス…
  • 6
    エリザベス女王が「うまくいっていない」と心配して…
  • 7
    「お腹が空いていたんだね...」 野良の子ネコの「首…
  • 8
    【クイズ】次のうち、生物学的に「本当に存在する」…
  • 9
    「このお菓子、子どもに本当に大丈夫?」──食品添加…
  • 10
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップ…
  • 1
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップを極めれば、筋トレは「ほぼ完成」する
  • 2
    「弟ができた!」ゴールデンレトリバーの初対面に、ネットが感動の渦
  • 3
    「お腹が空いていたんだね...」 野良の子ネコの「首」に予想外のものが...救出劇が話題
  • 4
    千葉県の元市長、「年収3倍」等に惹かれ、国政に打っ…
  • 5
    日本企業の「夢の電池」技術を中国スパイが流出...AP…
  • 6
    どの学部の卒業生が「最も稼いでいる」のか? 学位別…
  • 7
    イギリスの鉄道、東京メトロが運営したらどうなる?
  • 8
    エリザベス女王が「うまくいっていない」と心配して…
  • 9
    完璧な「節約ディズニーランド」...3歳の娘の夢を「…
  • 10
    トランプ関税と財政の無茶ぶりに投資家もうんざり、…
  • 1
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 2
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 3
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事故...「緊迫の救護シーン」を警官が記録
  • 4
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 5
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 6
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
  • 7
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 8
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 9
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 10
    「うちの赤ちゃんは一人じゃない」母親がカメラ越し…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中