最新記事

日本社会

40代独身男性はスーツをどのように着ればダサくないか

2016年12月22日(木)17時38分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

 ワイドカラーのシャツを選ぶ理由は、「襟の角度が大きいと首まわりがスッキリと見え、ネクタイもフィットしやすい」から。大人のゆとりを感じさせるほか、オシャレなムードもあり、ひと世代上のいわゆる"イケてるオヤジ"がこだわるのもこのあたりだ。

 高級スーツを買わなくても問題ない反面、ネクタイだけは質の高いものを選びたい。前述したようにスーツは全身のシルエットを見せるセットアップタイプの服であり、真っ先に視線が集まるのはネクタイ。その人の性格やセンスをも判断されるアイテムであり、「カッコイイ」か「カッコ悪い」を左右するポイントでもある。1~3万円のネクタイをするだけで明らかにその人の印象が変わるし、裏を返せばそれが似合う年齢になったということだ。

 ネクタイの次に視線が集まるのは、靴、ベルト、カバンなどの小物。これを革製品で統一し、風合いをそろえることで、一気にあなたをワンランク上のオシャレサラリーマンに格上げしてくれる。ブランドなどは関係なく、似た風合いの革製品でまとめれば、薄毛もぽっこりお腹も「いい枯れ具合」に見えるなど、ネガティブ要素にならない。

 気づいたかもしれないが、大掛かりなことは必要なく、スーツも小物も高級品でなくていいのだから、コスパも悪くない。体形に合うサイズを選び、ディテールに少しこだわるだけで、スーツはまだまだ40代独身男性のモテ服になりうるのだ。


.........スーツは着こなし次第で、まだまだあなたのモテ服になる

※シリーズ第3回:SNS炎上、アイドル熱愛発覚、ペットロス......生きがいを失う男たち


『独身40男の歩き方』
 木村隆志 著
 CCCメディアハウス


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ウクライナ南部ザポリージャで14人負傷、ロシアの攻

ビジネス

アマゾン、第1四半期はクラウド部門売上高さえず 株

ビジネス

アップル、関税で4─6月に9億ドルコスト増 影響抑

ワールド

トランプ政権、零細事業者への関税適用免除を否定 大
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に高く、女性では反対に既婚の方が高い
  • 2
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来が来るはずだったのに...」
  • 3
    タイタニック生存者が残した「不気味な手紙」...何が書かれていた?
  • 4
    ウクライナ戦争は終わらない──ロシアを動かす「100年…
  • 5
    インド北部の「虐殺」が全面「核戦争」に発展するか…
  • 6
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新…
  • 7
    悲しみは時間薬だし、幸せは自分次第だから切り替え…
  • 8
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」では…
  • 9
    クルミで「大腸がんリスク」が大幅に下がる可能性...…
  • 10
    日々、「幸せを実感する」生活は、実はこんなに簡単…
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 4
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 5
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 6
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に…
  • 7
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 8
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来…
  • 9
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 10
    私の「舌」を見た医師は、すぐ「癌」を疑った...「口…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 7
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 8
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 9
    クレオパトラの墓をついに発見? 発掘調査を率いた…
  • 10
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中