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ウォール街ウォール街の株価が下落、米大統領選めぐる不安や利上げ観測で

11月1日、米国株式市場は下落。ダウ平均は100ドル以上値下がりしたほか、S&P500は約4カ月ぶりの安値をつけた。ニューヨーク証券取引所で10月撮影(2016年 ロイター/Brendan McDermid)
米国株式市場は下落。ダウ平均は100ドル以上値下がりしたほか、S&P500は約4カ月ぶりの安値をつけた。一週間後に控えた米大統領選をめぐる不安や利上げ観測が相場の圧迫要因となった。
民主党のクリントン候補の国務長官時代の私用メール問題に対する捜査再開報道で、クリントン氏と共和党のトランプ候補の支持率が拮抗する様相となってきた。
オニール・セキュリティーズのNYSEフロア部門ディレクター、ケン・ポルカリ氏は「トランプ氏が懸念材料になりつつある。市場はクリントン氏の勝利を織り込み、これまでトランプ氏が勝つとはまったく見込んでいなかったからだ」と話した。
2日に終わる米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明で、連邦準備理事会(FRB)が12月利上げに動くというはっきりしたメッセージを送るのではないかとの警戒感も浮上。不動産<.SPLRCR>や通信<.SPLRCL>、公益<.SPLRCU>といった金利上昇で打撃を受けやすいセクターの売りがきつくなった。
S&P総合500種は午後に下げ幅が拡大する場面があった。ウェルズ・キャピタル・マネジメントのチーフ投資ストラテジスト、ジム・ポールセン氏は、大統領選の不透明感をきっかけに下げ始めた後、過去4カ月間のレンジの下限となっていた2120などいくつかの重要な節目を相次いで割り込んだと指摘した。
投資家の不安心理の度合いを示すシカゴ・オプション取引所のボラティリティー・インデックス<.VIX>は約2カ月ぶりの高水準に上昇した。
製薬のファイザー
騰落銘柄比率はニューヨーク証券取引所が3.21対1、ナスダックが2.29対1でいずれも下げが優勢だった。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 18037.10 -105.32 -0.58 18158.24 18177.01 17940.84 <.DJI>
前営業日終値 18142.42
ナスダック総合 5153.58 -35.56 -0.69 5199.77 5201.13 5112.32 <.IXIC>
前営業日終値 5189.14
S&P総合500種 2111.72 -14.43 -0.68 2128.68 2131.45 2097.85 <.SPX>
前営業日終値 2126.15
ダウ輸送株20種 8008.38 -49.64 -0.62 <.DJT>
ダウ公共株15種 663.41 -11.82 -1.75 <.DJU>
フィラデルフィア半導体 816.08 -7.44 -0.90 <.SOX>
VIX指数 18.56 +1.50 +8.79 <.VIX>
S&P一般消費財 615.31 -5.21 -0.84 <.SPLRCD>
S&P素材 291.90 -1.34 -0.46 <.SPLRCM>
S&P工業 490.42 -4.02 -0.81 <.SPLRCI>
S&P主要消費財 538.71 -2.56 -0.47 <.SPLRCS>
S&P金融 326.47 -1.28 -0.39 <.SPSY>
S&P不動産 185.74 -3.84 -2.03 <.SPLRCREC>
S&Pエネルギー 505.37 +0.48 +0.10 <.SPNY>
S&Pヘルスケア 775.01 -3.76 -0.48 <.SPXHC>
S&P電気通信サービス 156.16 -1.63 -1.04 <.SPLRCL>
S&P情報技術 794.08 -6.56 -0.82 <.SPLRCT>
S&P公益事業 246.40 -4.43 -1.77 <.SPLRCU>
NYSE出来高 10.81億株 <.AD.N>
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 17270 - 170 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物12月限 円建て 17240 - 200 大阪比 <0#NIY:>
