最新記事

企業

アップルのクックCEO、2015年の報酬は1030万ドル

世界のトップブランドを率いるエグゼクティブの高給は2016年どうなる?

2016年1月7日(木)13時06分

快進撃に陰りとの指摘も  1月6日、スマートフォンの「iPhone(アイフォーン)」の出荷台数の伸びが鈍化するとの懸念から難しいかじ取りを迫られる中、米アップルのティム・クックCEOの2015年の報酬額は計1030万ドルと前年比11.5%増えた。写真はニューヨークで昨年12月撮影(2016年 ロイター/Carlo Allegri)

 スマートフォンの「iPhone(アイフォーン)」の出荷台数の伸びが鈍化するとの懸念から難しいかじ取りを迫られる中、米アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)の2015年の報酬額は計1030万ドルと前年比11.5%増えた。

 米証券取引委員会への提出書類によると、クック氏の基本給は約14.4%増の200万ドル、株式以外のインセンティブ報酬が19%増の800万ドルだった。

 ルカ・マエストリ最高財務責任者(CFO)の報酬額は約81%増の2530万ドルだった。

 クックCEOの下で昨年のアップルはほぼ良い年となり、アイフォーン6Sと6Sプラスが週末の販売で過去最高を記録したほか、中国で大ヒットした。

 ただ、2015年の年末にかけては難局を迎え、株価は年間で4.6%値下がりした。株価の前年割れは金融危機以来。

 昨年9月26日時点でクック氏は権利未確定のアップル株約310万株を保有。6日の終値に基づけば3億1000万ドル超を手にすることができる計算になる。

 この株式の権利行使期間は2016年8月から2021年8月まで。

 時価総額が世界最大のアップルの株価は6日、一時5カ月ぶりとなる100ドル割れを記録した後、100.70ドルで終えた。

  

[6日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2015トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

中国が台湾巡り行動するとは考えていない=トランプ米

ワールド

アングル:モザンビークの違法採掘、一攫千金の代償は

ワールド

トランプ氏「非常に生産的」、合意には至らず プーチ

ワールド

「次はモスクワで」とプーチン氏、会談後にトランプ氏
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
2025年8月12日/2025年8月19日号(8/ 5発売)

現代日本に息づく戦争と復興と繁栄の時代を、ニューズウィークはこう伝えた

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 2
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...「就学前後」に気を付けるべきポイント
  • 3
    頭部から「黒い触手のような角」が生えたウサギ、コロラド州で報告相次ぐ...衝撃的な写真の正体
  • 4
    債務者救済かモラルハザードか 韓国50兆ウォン債務…
  • 5
    【クイズ】次のうち、「海軍の規模」で世界トップ5に…
  • 6
    「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」(東京会場) …
  • 7
    「笑い声が止まらん...」証明写真でエイリアン化して…
  • 8
    「触ったらどうなるか...」列車をストップさせ、乗客…
  • 9
    【クイズ】次のうち、「軍事力ランキング」で世界ト…
  • 10
    「長女の苦しみ」は大人になってからも...心理学者が…
  • 1
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 2
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...「就学前後」に気を付けるべきポイント
  • 3
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた「復讐の技術」とは
  • 4
    「笑い声が止まらん...」証明写真でエイリアン化して…
  • 5
    これぞ「天才の発想」...スーツケース片手に長い階段…
  • 6
    「長女の苦しみ」は大人になってからも...心理学者が…
  • 7
    「触ったらどうなるか...」列車をストップさせ、乗客…
  • 8
    「何これ...」歯医者のX線写真で「鼻」に写り込んだ…
  • 9
    産油国イラクで、農家が太陽光発電パネルを続々導入…
  • 10
    輸入医薬品に250%関税――狙いは薬価「引き下げ」と中…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失…
  • 6
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 7
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 8
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 9
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた…
  • 10
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中