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アラブ諸国

中東革命、世界の大いなる勘違い

欧米の空爆や外交圧力では混乱に終止符を打てない。民主化への長い道をアラブ人自身が歩んでいくことが不可欠だ

2011年4月20日(水)10時31分
クリストファー・ディッキー(中東総局長)
ババク・デガンピシェ(ベイルート支局長)

膠着状態 カダフィ政権と戦うリビア反政府派の兵士。戦略上の要衝アジュダビアで(4月12日) Yannis Behrakis-Reuters

 現在の中東情勢の本質を鋭く表現した動画がインターネット上で話題になっている。まったく理解不能な赤ちゃん言葉で会話している(ように見える)双子の赤ん坊の映像に、香港で広告関係の仕事をしているグレッグ・サトクリフというイギリス人が絶妙な字幕を付けたものだ。

 字幕によれば、片方の赤ん坊は、リビアの独裁者ムアマル・カダフィを「ひねりつぶす」べきだと強硬に主張。もう片方の赤ん坊は、軍事作戦を切り上げる「出口戦略」がないこと、反政府派に提供した武器が国際テロ組織アルカイダの手に渡る可能性に懸念を示す。

 2人の議論は堂々巡りで、結論が出ない。欧米の政治指導者や専門家の間で繰り広げられる議論そのものだ。

 民衆革命運動がアラブ世界に拡大するなか、揺るぎない地位を築いていたはずのアラブ諸国の統治者たちと、彼らを支持してきた欧米の指導者たちは、いま途方に暮れている。どう行動すべきかも、何を語ればいいかも分かっていないように見える。...本文続く

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──カバー特集「中東革命の誤算」では、独裁政権の崩壊やNATOの軍事介入にもかかわらず、中東諸国の民主化革命が欧米の想定通りには進まない理由を探ります。
■リビアで始まるNATO崩壊
■ムバラクの不正蓄財を追え...

他にも、
■「レベル7」福島原発はチェルノブイリか
■ウッズはこれで復活できる
■アレキサンダー・マックイーンよ、永遠に
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[2011年4月27日号掲載]

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