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貨物機テロ防ぐサウジアラビアの諜報力

2010年11月8日(月)17時17分
山田敏弘(本誌記者)

 ただし、サウジアラビアの諜報機関には別の顔もある。「彼らはレバノンやソマリア、アフガニスタン、パキスタンといった国々では、欧米が『悪者』とみなすイスラム過激派組織などに協力している。さらに国内では、人権を無視したような厳しい監視や取締りを行うこともあり、『警察国家』といわれるほどだ。そういう意味では、サウジの諜報機関が世界的に優れているとは言えない」と、元CIAテロ対策責任者は本誌に語った。「それでもイエメンのように自国の利害が関わる相手に対し、効果的に監視や諜報活動を行っているのは事実だ」

 今後も、欧米を狙ったイエメン発の国際的なテロ計画はなくならないだろう。そしてサウジアラビアからの情報が標的となる国々を助ける機会も、これまで以上に増えるはずだ。

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