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アフリカ

原理主義との対話を

2009年4月7日(火)16時05分
スコット・ジョンソン(アフリカ総局長)

 困難は伴うだろう。アルシャバブはアメリカやソマリア近隣諸国の安全保障を脅かす。強硬派の一部は国際テロ組織アルカイダと関係がある。

 もっと厄介なのは、アメリカに住む「ジハード戦士」がソマリアに引き寄せられていることだ。最近も、一部のソマリア移民がミネソタ州からソマリアに戻っている。アルシャバブの基地で軍事訓練を受けている可能性もあるが、正確な人数も、彼らの目的がソマリアでの戦闘にあるのかアメリカ本土でのテロにあるのかも不明だ。

「テロに甘い」は命取り

 そのミドルネームゆえにイスラム教徒かと疑われたこともあるオバマだけに、少なくとも当面はイスラム過激派との対話に慎重にならざるをえない。「テロに甘いとみられたら窮地に陥る」と、英王立国際問題研究所のソマリア専門家サリー・ヒーリーも指摘する。

 だが原理主義勢力との対話が成功すれば、その実りは大きい。ブッシュ政権でさえ、イラクの反米武装勢力を取り込むことで、イラク情勢を大きく安定させた。ソマリアでも同じだ。武装勢力が乱立し、互いに抗争を繰り返す状況が続けば、ソマリアは再び無法地帯に転落しかねない。

 そんな事態は、結果として周辺地域のイスラム急進派を勢いづけるだけだ。イスラム急進派との関与政策には確かに危険が伴うが、この「アフリカの角」では最も危険な賭けこそ最良の選択なのかもしれない。

[2009年2月 4日号掲載]

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