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3年後に「リッチな国」になる小国スリナム...石油マネーの使い道は「環境保護」と「格差解消」に?

Suriname Is About to Be One of the Richest Countries on Earth. Is It Ready? | Opinion

2025年11月20日(木)16時33分
アリック・ウィアソン(本誌米国版コラムニスト)

経済以外に目を向けると、スリナムは貴重な「環境資産」を保有している。国土の約93%が森林という比率は世界最高だ。この特徴ゆえにスリナムは「気候外交」で重要な地位を占め、温室効果ガスの排出量を相殺する取引を通じたカーボン・クレジット収入も期待できる。

シモンスは石油収入を生物多様性保護と気候変動対策に充当すべきだと主張する。油田掘削と環境保護の間に矛盾はないとの立場だ。


「石油収入は森林保護に役立つと思う。森を活用して収入を得る仕組みをつくるまでの時間的余裕を与えてくれる」

スリナムが石油のもたらす富を教育・医療・環境インフラへの投資に活用できれば、化石燃料の利益を脱炭素の未来に変える産油国という貴重なモデルになるかもしれない。

その成否はスリナム自身の処方箋を忠実に実行できるかどうかで決まりそうだ。


POINT(ニューズウィーク日本版SDGs室長 森田優介)

newsweekjp20250624060949.png貧困解決と環境保護に役立つのであれば化石燃料増加のトレードオフを許容するのか。議論になり得る点ですが、生物多様性・気候変動に使うと大統領が言明しているのは、評価すべきことと思います。


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