最新記事
SDGsパートナー

相模湾の海洋環境を守る「未来への挑戦」──シナネンあかりの森プロジェクト×新江ノ島水族館

2024年12月26日(木)10時00分
ニューズウィーク日本版編集部SDGs室 ブランドストーリー
相模湾の海洋環境を守る「未来への挑戦」──シナネンあかりの森プロジェクト×新江ノ島水族館

湘南名物の相模湾に見える美しい富士山。一年を通して多くの観光客が訪れる江の島だが、海辺に残るごみは大きな環境社会課題となってきた

<シナネン株式会社は、CO2排出削減や森林・海洋保全に積極的な自社プロジェクトを展開。2023年10月からは、新江ノ島水族館の「えのすいeco」に協力し、地域と共に持続可能な未来を目指している>

世界を変えるには、ニュースになるような大規模なプロジェクトや商品だけでは不十分。日本企業のたとえ小さなSDGsであっても、それが広く伝われば、共感を生み、新たなアイデアにつながり、社会課題の解決に近づいていく──。この考えに基づいてニューズウィーク日本版は昨年に「SDGsアワード」を立ち上げ、今年で2年目を迎えました。その一環として、日本企業によるSDGsの取り組みを積極的に情報発信していきます。

◇ ◇ ◇


気候変動や生物多様性の減少、森林破壊、海洋環境の悪化、水資源の枯渇など、地球環境問題はさまざまだ。

CO2排出削減には世界的な関心が高いが、それだけでは十分ではない。森林や海洋などの環境保全も、地球全体の持続可能性を高めるためには欠かせない。複雑に絡み合う環境問題には、複合的・包括的に取り組むことが重要だ。

そうした観点から、エネルギー商社のシナネン株式会社もまた、CO2の排出量削減から自然環境保全まで、SDGsの取り組みを幅広く展開する一社である。

100年先の自然を守り育む、参加型の環境保全活動「シナネンあかりの森プロジェクト」


シナネンは、長年にわたり石油製品の販売や電力事業などを展開してきた企業である。近年は地球温暖化防止を重要課題として掲げ、再生可能エネルギーの供給やCO2排出量削減に積極的に取り組んできた。

2020年には、「100年先の自然を守り育む」ことを目標に、「シナネンあかりの森プロジェクト」を発足。同社の自然エネルギー100%電力プランを利用している家庭や事業者が会員となり、電気料金の一部とシナネンの自社拠出分が、さまざまな保全活動を支える。

会員にとっては、再生可能エネルギー由来の電力を使用するだけでなく、SDGs達成に向けた環境保全活動にも参画できることが、大きな特徴だ。これまでに、ゲンジボタル自生地の保護や、足尾銅山の緑化支援、自然再生の重要さを伝えるアニメ製作への協賛などが行われてきた。

シナネンの保全活動が舞台を海洋に広げ「えのすい」でeco活動

newsweekjp20241223080019-21b1c3945351136b8419f45842ca757a7b5ef356.jpg

新江ノ島水族館公式キャラクター「あわたん」(右)とシナネンオリジナルキャラクターの「ポポネン」(中)、サンリオの人気キャラクター「シナモロール」(左) ©2021 ENOSHIMA AQUARIUM、© 2024 SANRIO CO.,LTD. APPROVAL NO. L650061

「シナネンあかりの森プロジェクト」は、2023年度からその領域を海洋にまで広げた。その支援先の一つが、新江ノ島水族館が進める「えのすいeco」だ。地元、相模湾の海洋環境を保全し、次世代へつなぐための活動である。

毎月第3日曜日は「えのすいecoデー」として、ビーチクリーン活動や、子ども向けのワークショップなどが開催される。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

中ロ首相が会談、エネルギー・農業分野で協力深化の用

ワールド

台湾、軍民両用技術の輸出規制をさらに強化へ

ビジネス

フォード、アマゾンで中古車販売開始 現代自に続き2

ワールド

トランプ氏、メキシコ・コロンビアへの麻薬対策強化支
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界も「老害」戦争
特集:世界も「老害」戦争
2025年11月25日号(11/18発売)

アメリカもヨーロッパも高齢化が進み、未来を担う若者が「犠牲」に

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    悪化する日中関係 悪いのは高市首相か、それとも中国か
  • 3
    「中国人が10軒前後の豪邸所有」...理想の高級住宅地「芦屋・六麓荘」でいま何が起こっているか
  • 4
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 5
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 6
    山本由伸が変えた「常識」──メジャーを揺るがせた235…
  • 7
    「ゲームそのまま...」実写版『ゼルダの伝説』の撮影…
  • 8
    南京事件を描いた映画「南京写真館」を皮肉るスラン…
  • 9
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 10
    経営・管理ビザの値上げで、中国人の「日本夢」が消…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 4
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 5
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 6
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 7
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 8
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 9
    「中国人が10軒前後の豪邸所有」...理想の高級住宅地…
  • 10
    ヒトの脳に似た構造を持つ「全身が脳」の海洋生物...…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 4
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 5
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 6
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 7
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 10
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中