最新記事
SDGsパートナー

脱炭素に向けてプラゴが挑む、日本でのEV充電ステーションの新たな社会インフラ化

2023年9月28日(木)18時10分
ニューズウィーク日本版編集部SDGs室 ブランドストーリー

product.jpg

プラゴの提供する充電器。場所に合わせてEV充電器を設置できる。

EV充電できる場所やサービスの不足を感じた創業者の実体験が原点に

プラゴ誕生の背景には、代表取締役CEO 大川直樹氏のEVにまつわる体験がある。大川氏は2017年にEVを購入したものの、自宅外で充電できる場所やサービスが行き届いていなかったために、出かけた先で"電欠"の危機に直面した。この体験を通して、EVの普及には、EV充電を社会インフラとして、またビジネスとして成立させる必要性を痛感。2018年にプラゴを創業するに至った。

「こうした体験から、EVの普及は"環境に優しい"というモチベーションだけでは難しく、誰もがEVを生活や事業に取り入れたいと思えること、そしてEVを選択することでポジティブな未来を予感できることが重要だと私たちは考えています」と、森山氏は話す。

今後の課題は、充電サービス事業者、設置施設、EVユーザーすべてに負担のないビジネスモデルを構築すること。そして、市場価格が形成されていない充電利用料金について、新たなスタンダードを業界全体で作り上げていくことだ。

単にEV充電器を増やすのではなく、EVユーザーと充電ステーションを導入する施設や地域の双方に「EVがある今を続けたい」と感じさせることで、EVの持続的な定着を狙うプラゴの事業。世界の潮流の後塵を拝している日本のEV普及を牽引し、脱炭素社会に資するものと言えるだろう。

「PLUGO PLACE」

「PLUGO PLACE」プラゴが計画中の充電時間を過ごしたくなるEV充電ステーションだ。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

韓国地裁、保守系候補一本化に向けた党大会の開催認め

ビジネス

米労働市場は安定、最大雇用に近い=クーグラーFRB

ワールド

パナHDが今期中に1万人削減、純利益15%減 米関

ビジネス

対米貿易合意「良いニュース」、輸出関税はなお高い=
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    5月の満月が「フラワームーン」と呼ばれる理由とは?
  • 2
    ついに発見! シルクロードを結んだ「天空の都市」..最新技術で分かった「驚くべき姿」とは?
  • 3
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの運動」とは?
  • 4
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つ…
  • 5
    骨は本物かニセモノか?...探検家コロンブスの「遺骨…
  • 6
    SNSにはトップレス姿も...ヘイリー・ビーバー、ノー…
  • 7
    中高年になったら2種類の趣味を持っておこう...経営…
  • 8
    教皇選挙(コンクラーベ)で注目...「漁師の指輪」と…
  • 9
    恥ずかしい失敗...「とんでもない服の着方」で外出し…
  • 10
    韓国が「よく分からない国」になった理由...ダイナミ…
  • 1
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの運動」とは?
  • 2
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つの指針」とは?
  • 3
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得る? JAXA宇宙研・藤本正樹所長にとことん聞いてみた
  • 4
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1…
  • 5
    部下に助言した時、返事が「分かりました」なら失敗…
  • 6
    古代の遺跡で「動物と一緒に埋葬」された人骨を発見.…
  • 7
    5月の満月が「フラワームーン」と呼ばれる理由とは?
  • 8
    シャーロット王女とスペイン・レオノール王女は「どち…
  • 9
    日々、「幸せを実感する」生活は、実はこんなに簡単…
  • 10
    インドとパキスタンの戦力比と核使用の危険度
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの運動」とは?
  • 4
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 5
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 6
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つ…
  • 7
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 8
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 9
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 10
    クレオパトラの墓をついに発見? 発掘調査を率いた…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中